日本を愛する心優しい戦士。背番号23番GKクラッキ選手。
心優しい日本を愛するポーランド人。
W杯開催記念、FC今治選手紹介全力取材企画。
第18弾は、背番号23番GKクラッキ選手です。
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ぜひお祭りに参加していただき、サッカー熱を盛り上げていきましょう。
18日目の今日はクラッキ選手のご紹介です。今月いっぱい選手紹介月間です。
ポーランドは敗退してしまいましたが、W杯の優勝予想、注目選手もお伺いしてます。ぜひ最後までご覧ください。
満足できなかった昨シーズン
ーー昨シーズンのチームを振り返っていただけますか。
「チームとしてはJ3に上がることができなかったということがすごく残念だったと思います。昇格できる力は十分あると思っていたので。」
ーー個人としてはどんなシーズンでしたか。
「全部で15試合の出場だったと思うんですけど、自分のミスで落とした試合なんかもあったりしたので、満足はできなかったですね。十分じゃなかったと思います。」
(FC今治公式Facebookより)
ーーキーパーというポジションは常に1人しか選ばれない。
「ミスが出たり、調子が出ない時というのは正ゴールキーパーなどを変えたりすると思うんですけど、基本的にチームの決定を尊重しています。自分ができることは常にピッチに出た時にいいパフォーマンスを発揮し、継続することだけを考えています。」
変わらずチームの昇格のために
ーー今シーズンの自身のコンディションはどんな感じですか?
「とても良い状態ですね。今日の試合でもいいパフォーマンスができたと思いますし、自信はあります。」
(取材当日はトレーニングマッチで、試合ではナイスセーブを連発。)
(FC今治公式Facebookより)
ーー今シーズンはチーム全体どんなイメージですか。
「今シーズンの方が昨シーズンよりもよくなっていると思います。ファーストステージでは思うような結果は残せていないですけど、徐々に新しい選手ともフィットしてきていると思います。」
ーーそれはどんなところで感じますか。
「スターティングメンバーはもちろんですけど、サブメンバーのプレーもほとんど変わらないと思ってます。全体的なレベルが上がって競争が激しくなってきているのかなと思います。」
ーー個人的な成長はどこに感じてますか?
「まずはパワーの部分ですね。体幹も含めて体は強くなっていると思います。その他にはBrave(勇気)飛び出しとかの前に出てチャレンジすることもすごく上達してると思っています。」
(FC今治公式Facebookより)
ーー日本に来て2年目になるが。
「新しい国で生活することはもちろん初めはストレスもありましたけど、だいぶ慣れてきたというか馴染んできましたね。」
ーー日本語も随分と覚えてきている。
「家で日本語の勉強したりもするんですけど、疲れて寝ちゃうことも多いですね。チームメイトとは英語だったり日本語だったり会話はバラバラですね。」
ーー試合中のコーチングやコミュニケーションは。
「日本語と英語が混ざってます。ぼくは積極的にコーチングをしっかりするタイプなんですけど、たまにコーチングに夢中になりすぎて自分自身の集中がおろそかになったりします。汗 そこはしっかり集中しなきゃいけないですね。」
ーーチーム内で一番英語が上手な選手は誰ですか。
「片岡選手です。彼は練習中でも英語で説明してくれたりします。」
ーー今シーズンから外国人は唯一の存在。
「もちろんコミュニケーションしやすいメンバーが他にいることは楽ではあったんですけど、だからどうだというのはないですね。一人でもみんなとコミュニケーションはとれてると思います。」
W杯特集!注目選手と優勝予想!
ーーせっかくW杯が開催されるので、優勝国を予想してください。
「本当はポーランドだったんですけど、もう負けちゃったので。メキシコとクロアチアが見ていて素晴らしいと思います。」
ーー注目選手はいますか。
「フィールドプレイヤーならクリスティアーノ・ロナウド、キーパーならオチョアとウーゴ・ロリスです。」
(引用元:https://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20140707/209592.html)
のんびり海を楽しむ。
ーー普段今治でなにしてますか。
「スローライフって感じです。今住んでいるところが海から近いので、のんびりビーチを散歩したりしてます。」
ーー今治はどんな印象ですか?
「自分の故郷は大きさ的には松山くらいなんですけど、すごくアットホームでリラックスできるところだと思います。」
ーー日本で他にはどんなところに行きましたか。
「去年も今年も家族が日本まで遊びに来てくれているんですけど、レオマワールドに行ったり、徳島のかずら橋に行ったり、宮島にいったりしました。最近では伯方島にイルカも見に行きました。」
ーー家族とはほとんど会えていない。
「飛行機のチケット高いですからね。笑 あまり頻繁には行き来できないんですけど、LINEとかでテレビ電話したりしてますよ。」
Enjoyこそ源泉
ーー最後にサッカーをする上で心がけていることみたいなのはありますか。
「Enjoyすることですね。ナイスキャッチすることも、勝つことも楽しいですよね。その楽しいことを実現するために全てがあるという感じです。子供の頃もずっと楽しくて情熱があると思いますけど、その心を忘れずにプレーすることですね。」
ーー今年こそ昇格を。
「とにかくJ3への昇格ですね。それ以外はそれほど重要ではないかなと思ってます。その昇格に、自分がピッチの上で貢献できることが全てだと思ってます。」
異国から日本へ。しかも小さな地方都市である今治へやってきたクラッキ選手。
彼はどこで会ってもいつも笑顔で、さらに日本語で挨拶をしてくれるナイスガイです。
そんな彼も絶対的な存在ではなく、ゴールキーパーというたった1つのイスを3人で争っています。
ただ、彼は常に前を向いています。
この日本で成功し、Jの舞台に挑戦するため。自分のため。家族のため。サッカーを楽しむため。
その全てに彼が遠く離れた極東の地で挑戦する意味があります。
少しずつ文化にも慣れ、今治にも慣れ、地域から愛される存在になれる、その大いなる可能性を感じています。
彼の特徴でもあるシュートストップ。
上達した日本語でのコーチング。
ピッチ外で見せる優しい笑顔とはまた違った一面がピッチでは見られます。
W杯では祖国ポーランドはもちろん、日本の応援にも力を入れてくれているそうです。
第二の故郷として、この日本で、この今治という街で支え、象徴的な存在になることを切に願うばかりです。
FC今治
背番号23番GKマチェイ・クラコビャック
どこでも、何でもできてしまう。背番号13番MF玉城峻吾選手。