驚異の二刀流。背番号6番DF中野圭選手。
サッカー選手と教師の二刀流。
W杯開催記念、FC今治選手紹介全力取材企画。
第14弾は、背番号6番DF中野圭選手です。
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ぜひお祭りに参加していただき、サッカー熱を盛り上げていきましょう。
14日目の今日は中野選手のご紹介です。今月いっぱい選手紹介月間です。
最後にはW杯の優勝予想、注目選手もお伺いしてます。ぜひ最後までご覧ください。
力不足を感じた昨シーズン
ーー昨シーズンのチームを振り返っていただけますか。
「昇格できる力はあったと思うんですけど、なかなか勝負どころで勝てない試合が続いて、1点の重みというか、もったいない試合がすごく多かったですね。」
ーーどういった点に問題があったか。
「全国レベルを経験できていないチームの経験の差だったのかなと思います。」
ーー個人としてはどんなシーズンでしたか。
「全試合出場目標だったんですけど、1試合出場停止で出れなかったのがすごく情けなかったですね。これも自分の力不足だったなと。」
ーーあまり個人の成績にも満足できていない。
「そうですね。正直そんな活躍したわけでもないので。得点もアシストも、ゴールを守るっていう部分でもチームに貢献できなかったなという感じです。」
ーーチームの成績とも関係ある。
「やっぱりディフェンスの選手なんで、守りの部分で安定させることができなかったのは不甲斐ないと思いますね。」
ーーそれでもJFL選抜には選出。
「選ばれたことは素直に嬉しかったですね。見てくれる人が評価してくれたんだなと。試合に出続けていることが大きかったと思いますね。チームの順位も上位だったので、チームのおかげというのもあったと思います。」
ーーキャプテンマークを巻くことについては。
「自分がやらんとダメだなという気持ちでいますね。」
二刀流をやりこなす選手
ーー今シーズンのスタートはどんな感じですか?
「キャンプの時からいい攻撃ができてたと思いますね。そういう意味ではそこそこいいスタートは切れたのかなと思います。」
ーー今シーズンは途中出場が増えている。
「そうですね。ぼくは使ってくれる場所で使ってくれればいいと思ってるので、もちろんスタメンで出たいですけど、チームに貢献できることが一番ですね。」
ーースタメンに名を連ねないことはストレス?
「どうですかね。そうでもないですけど、ベンチにおって安心できる存在というか使い勝手のいい選手としていることも大事かなと最近は思うようになりましたね。」
ーーそれは以前からそんな考えだった?
「いやー最近ですね。もちろんスタメンがいいですよね。」
ーー新しい選手との接し方はどんな感じですか。
「ぼくはちょっと引いたところでいつも見てるので。笑 若い選手が多いので、勝手にみんなで仲良くなってる感じですかね。やっぱりチームに一緒にいられる時間がみんなより少ないですからね。」
ーー今ももちろん学校の先生との二刀流。
「そうですねだいたい毎日11時くらいには練習切り上げて仕事に行くので。」
(中野選手は今治西高の夜間の体育の先生)
ーートレーニングはいつできるのか。
「正直それほど満足にできてないですね。現状維持が精一杯って感じですね。時間を見つけて朝早く来てとかはやってますけど。」
ーーがっつり仕事をしてる?
「そうですね。毎日21時くらいまでなんで、その後トレーニングとかはさすがに厳しいですね。」
ーーそれだとしんどい時期は来る。
「夏はしんどい時期はありますね。なかなか回復の部分ではしんどいところですね。」
ーー厳しいですね。
「そうなんですけど、試合に出ることがトレーニングみたいな部分もあったりするので、さらにはモチベーションも上がるので、そこで上げていくことができるので、ずっと出場することってすごく大事だと思ってます。」
ーーその二刀流生活は慣れましたか?
「そうですね。もうだいぶ慣れましたね。」
ーー生徒たちは中野選手がFC今治の選手だと知ってる?
「知ってますよ。全然試合に見に来てくれないんですけどね。笑 土日バイトしてる子が多いので、これないみたいなんですよね。」
ーー中野選手は普段いつも精神的に落ち着いてるように見えてる。
「落ち込むこととかはほとんどないですね。自分のプレーがうまくいかなくてイライラすることはもちろんありますけど、寝ると忘れちゃうんですよね。」
ーー若い時からそんな感じ。
「いやー年齢を重ねてからですね。若い時は試合に出れなかったですしね。」
ーーピッチとそれ以外では随分と人が変わりますよね。
「変わりますね。よく言われます。スイッチ入っちゃうんですよね。全然直せないんですよね。」
ーー試合終わると反省することもある。
「そうですね。やりすぎちゃったな〜ってなることありますね。これでも落ち着いてきた方なんですけどね。笑」
W杯特集!注目選手と優勝予想!
ーーせっかくW杯が開催されるので、優勝国を予想してください。
「ブラジルです。」
ーー注目選手はいますか。
「フランスのセンターバックのウムティティです。」
(引用元:https://www.soccer-king.jp/news/world/esp/20160712/467394.html)
ほとんどないプライベートタイム
ーー普段今治でなにしてますか。
「サッカーと仕事ですね。笑」
ーー休みってないですよね?
「1日休みってのはないですね。ホーム戦の前日の午後くらいですか。」
ーー子供と会える時間も少ない。
「そうなんですよ。家族には申し訳ないと思いますけど。朝と昼くらいしか会うタイミングないんですよね。」
(中野選手は2歳と6ヶ月の2人のお子さんがいる。)
ーー寂しいですね。
「そうですね。だから祝日とかが嬉しいですね。祝日のありがたみをこの歳になって初めてわかりましたね。笑」
ーー数少ない休みはどこへ。
「どっかおでかけしますね。公園とか。あとは松山に行きますかね。」
ーーリフレッシュできることは何ですか。
「子供と遊ぶことで癒されますね。あとは服が好きなので、松山とかで買い物するのが好きですね。京都時代に結構好きでよく買ってましたね。」
ーー飲みに行くこともない。
「ほとんどないですけど、たま〜に一人で飲みに行きたくなりますね。ワイワイするの得意じゃないんで。」
ーーということは今治で中野選手はほとんど見かけることができない。
「もうレアキャラですね。」
ーー見かけるとしたらどこですか。
「ユニクロですね。あとはイオンモールですかね。かなりレアですけど、オオカミ珈琲さんですね。」
ーーファン・サポーターから声かけらえることもない。
「全然ないですね。ぼくファン少ないので。笑」
ーーそんなことないでしょ。
「若い選手いっぱいいますからね。ぼくはないですよ。」
とにかく自分が楽しむこと。
ーー今年こそ昇格を。
「今年も目標は全試合出場ですね。これを変えたくはないですね。あとは昨シーズンの4得点を超えることですかね。」
ーー観客数も気になる。
「面白い試合ができてないので、今のところぼくたちだけの力じゃあ固定のお客さんをつかめてないんだと思うんですよね。そこをなんとか魅力的な試合をやることが必要になってきますね。」
ーー最後にサッカーをする上で心がけていることみたいなのはありますか。
「ん〜何ですかね。自分が楽しむことですかね。自分の意思でやる。監督の指示もチームのやり方ももちろんあるんですけど、勝手なプレーと思われることもあるかもしれませんけど、自分が楽しむことがサッカーの楽しいところなんで、そこは大事にしてますね。」
チームで3番目の年齢でベテランの域に差し掛かってきた中野選手。
誰よりも忙しく毎日を過ごしているようです。
サッカー選手と教師の二刀流。
生半可な気持ちではなかなかやりきることができないことを、あたかも当然かのように、サッカーも最高のパフォーマンスを見せてくれています。
現状維持が精一杯と言いながらも、ピッチに入るとスイッチが入り、猛獣中野に変貌します。
そのギャップこそが中野選手の魅力でもあります。
ピッチでは誰よりもファイトし、ピッチ外では優しいパパ。
Jの経験、さらにはJFLのベストイレブンの経験を持つ今治には欠かせない存在です。
まだまだ彼の力が必要な場面がいくつも出てくると思います。
献身的な守備、打点の高いヘディング、貪欲な攻撃参加。
その全てでハイレベルなパフォーマンスを期待していきましょう。
FC今治
背番号6番DF中野圭
どこでも、何でもできてしまう。背番号13番MF玉城峻吾選手。