誰よりもサッカーを楽しむMF小野祐輔選手。
とにかくサッカーを楽しむ男。
新加入選手10名の大トリを務めますのは、背番号30番MF小野祐輔選手です。
とにかくサッカーを楽しむこと。
それだけを追求する選手の素顔がほんの一部見ることができると思います。
(一つ一つの対応が常に陽気な小野選手)
陽気なずっと笑ってられたインタビューでした。うまく伝えられるかどうか。。。頑張ります。
今治に来るまで。
横浜県神奈川出身の小野選手。
ベルマーレ湘南のジュニアユースから始まり、高校、大学と進学し、現在のJFL東京武蔵野シティの前身である横河武蔵野FCで3年間プレイ。
その後、おなじくJFLの奈良クラブへ移籍。
2016年にはなんとこんな記念グッズも販売されていたそうです。
(奈良クラブ公式HPより。JFL100試合出場記念グッズが販売されたそうです。)
奈良クラブでも中心選手として4シーズンプレイ。
奈良クラブ時代のプレイ映像をYoutubeで発見したので少ししか写っておりませんが、一度ご覧下さい。
途中CKからアシストを決めているのが小野選手です。
https://www.youtube.com/watch?v=usWVyMASkKA
(背番号30番が小野選手)
そんなチームにも地域にも愛された小野選手がいかにして今治にやってきたのか。
加入のきっかけ。
昨シーズンはFC今治と同じカテゴリーだったこともあり、2度対戦。
そんな中で、実はFC今治との対戦で前期後期の2試合とも1ゴールを奪っているのがこの小野選手だったんです。
ただ、ゴールは奪ったものの、FC今治と対戦した時は
「やられましたね。それでパスサッカーなんか楽しそうだなって印象でした。」と話し、ここでもサッカーを楽しむ男の本領発揮で、当時の同僚で、FC今治でもプレイしていた山田卓也選手を通じて情報をゲットし、練習参加。
そして「ここでやってみたい」という気持ちになり、加入を決意。
こうしてとにかくサッカーが楽しいことがすべてな男が新しい居場所を見つけにやってきました。
今治の印象。
チームの印象を聞くと、
「めっちゃおとなしいですね。奈良クラブが異常だったのかもわかんないですけど、練習中胸ぐらつかむとかありましたよ。笑 そういうのないので、おとなしいなって印象です。」
新加入選手が課題に挙げる戦術についても、
「難しいっす。わけわかんなくてまだつかめてないです。他の選手との連携もまだまだですし。」と話し、「わけわかんないんですけど、考えすぎると動けないじゃないですか。そんなクソみてぇなプレイはできないので、理解して取り入れることのできる部分を取り入れて、それ以外は自由にやろうと。少しずつ慣れていくしかないです。」
また練習の中身についてもその違いを感じており、
「奈良時代のこの時期はとにかく毎日走るだけのトレーニングをやってたので、なんかそのトレーニングがないと、違和感あったりしますね。」さらに、
「まだまだ全然選手それぞれの特徴もわかってないですし、戦術理解もまだまだで、自分のコンディションもまだまだなので、なんとか整理して理解しながらコンディションを上げていこうと思います。」
「ぼくめっちゃ夏強いんです。夏男なんです。まじ強いっすよ。」
昨シーズンも開幕にはコンディションが間に合わず、ゴールデンウィークくらいから本領を発揮したと話す小野選手。
ゴールデンウィーク前の4月のFC今治との対戦でゴールを決めていることを考えると、夏の強さは本当かもしれません。
自分の特徴。
彼の特徴は正確な左足から繰り出される多彩なパス。
ゴールへつながるプレイが特長です。
さらになによりサッカーを楽しむ姿が何よりの魅力。
少し表現は乱暴ですが、こんなことも話してくれました。
「試合に出ることがぼくの中で最優先じゃないんです。とにかくサッカーを楽しむこと。楽しいサッカーを見せることがすべてです。」
「肩書きとか、過去とかそういうの一切気にしないんで。笑」
と話す彼は29歳にして、小さい頃からずっと根っからのサッカー小僧なのかもしれません。
今シーズンの抱負。
個人としての目標を聞いてみると、
「だいたい毎シーズン7ゴール7アシストは意識してます。」と話し、さらに、
「このチームは本当に基礎技術が高くて、攻撃のチームなので、得点はいっぱい獲るチャンスはあるんじゃないかと思います。」
最後に意気込みを聞くと、
「今治の海鮮グルメを食べ尽くすことです!もうサッカーの意気込みとか聞き飽きたでしょ?笑」
と今までにない最高の満点回答をいただきました。
と、言いながらも、やはり最後は
「サッカーを楽しむことですね。」と話します。
「とりあえず見とけ!と。でも出れなかったらごめんね。」
最初から最後まで笑いながらいろんな話を聞くことができました。
サッカー選手なんですが、彼は根っからのエンターテイナーで、サッカーを通じて自分の姿で観客を魅了しているんじゃないかなと思います。
純粋なサッカーへの愛情と楽しむ姿勢が彼を突き動かしているようです。
慣れ親しんだチームを離れ、さらに自分が楽しめると思い自ら選んだFC今治というチームへの移籍。
円熟味を増した彼のプレイが彼自身を楽しませ、観客はその楽しむ姿に魅了されることでしょう。
随分と丁寧に書きましたが、簡単にいうと愛嬌たっぷりのお調子者です。
今までいなかったタイプのエンターテイナー。
ピッチ内はもちろん、ピッチ外でも彼の言動から目が離せません。
(とにかくサービス精神に溢れ、お願いしていないサインまでいただきました。)
第四弾「名門から今治へ。そして海外を目指すFW片井巧選手。」
第六弾「チーム随一の頭脳を持つハードワーカーDF西埜植颯斗選手。」
第七弾「日本一を知る甘いマスクの愛媛出身MF山田貴文選手。」
第九弾「多彩な攻撃を可能にする常に前を向く長身FW飯泉涼矢選手。」