苦境を経てさらなる飛躍へ。背番号9番FW長尾善公選手。
彼の笑顔がチームを導く。
W杯開催記念、FC今治選手紹介全力取材企画。
第16弾は、背番号9番FW長尾善公選手です。
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ぜひお祭りに参加していただき、サッカー熱を盛り上げていきましょう。
16日目の今日は長尾選手のご紹介です。今月いっぱい選手紹介月間です。
最後にはW杯の優勝予想、注目選手もお伺いしてます。ぜひ最後までご覧ください。
苦しかった昨シーズン
ーーまずは昨シーズンを振り返っていただけますか。
「去年かぁ・・・。最初ケガが多くてチームに関われてなかったんで、なんか枠の外って感じがしてましたね。何もしてねぇっていうか、はみってるなと。寂しいなと。」
「それで復帰してちょいちょい試合に出ましたけど、レギュラーじゃなかったですし、ずっと出れる状況じゃなかったので。納得のいくシーズンではなかったんだなと。」
ーー昨シーズンフル出場が1試合もなかった。
「そうですね。だいたい1,000分くらいの出場時間なんですけど、それで5点でしょ。ということは、みんな多くて3,000分弱なので、15点くらいいけるはずなんですよね。そういった点ではコスパめっちゃいいですよ。という大口を叩いてます。笑」
ーー出れないストレスは大きかった。
「出れないというのは自分の中ではなんとなくわかってたので、まあ微妙な感じですね。」
ーーこういう状態は経験がなかった。
「大学まで出れなかったことなんかなかったですからね。強豪みたいなところにいたことがなかったので、基本的に自分中心のチームだったりしたので。ここにいるみんなそんな感じだと思うんですけど、やっぱりストレスがないわけないんですよね。」
ーー辛い状況が続く。
「そうなんですけど、そんなチーム競争がないチームよりも、今みたいに出れるかどうかの勝負する環境へ来たかったという気持ちもあったので、今、ぼく戦ってますよ。」
ーーそれでもトレードマークの笑顔は絶やさない。
「いや〜それがちょっと減ってるんじゃないですかね。たぶん顔に出ちゃってるんでしょうね。もちろんチームが勝つことが何より大事で、嬉しいんですけど、自分がそこにいたいですよね。」
ーー勝てればそれほど得点にはこだわらない。
「もちろん取りたいですよ。チームが勝っても、自分が取れなきゃやっぱり悔しさは残るんで。それでも、今はとにかく試合に出ることですね。」
まだまだ悩める今シーズン
ーー今シーズンの自身のコンディションはどんな感じですか?
「最初のキャンプからの入り方は良かったと思うんですけど、三重の試合(今シーズン第2節)をきっかけに少し崩れちゃってます。(取材時は4月末)」
ーー何がきっかけ?
「まあメンタル的な部分ですね。」
ーー結構メンタルな揺れはある?
「ありますね。ぶれぶれですね。」
ーーどういった部分でそう感じる?
「なんですかね。ミスが増えると悪循環になっちゃいますし、試合にしばらく出れてないと、何かやろうと思ってうまいこといかなかったりして、自分のできることやればいいんですけど、それができなくてうまくいかなかったりですね。」
ーー足りない部分がはっきりしてる。
「そうですね。どこをどうすればいいかはなんとなくわかっているのでそれを改善していくだけなんですけどね。」
ーーチームの雰囲気はどんな感じですか。
「ん〜。去年の終盤とか後半は吹っ切れてて、なんかいい雰囲気あったと思うんですけど、それが継続できてれば上に行けたかなと思うんですけど、今のところその雰囲気は感じられないですかね。」
ーー具体的にどこがとかありますか。
「なんか具体的にどこがとかじゃなくて空気感ですかね。なんかみんながそれぞれの良さを出し切れてないんじゃないかなと思いますね。」
ーー焦りがすごくある。
「個人的にはすごく危機感は感じてます。このままいくと取り返しのつかないことになるかなと。どっかで変えないと。」
ーー観客数もなかなか増えない。
「なかなかホームで勝ってないですし、見てて楽しくないんじゃないですかね。」
ーー加入して4年目自分が変わったなという部分はありますか。
「ん〜。あるんですかねぇ。正直思いつかないですね。」
ーーまだまだな部分が多くある。
「そうですね。今の気持ちだと、そこしか見えてこないですね。」
W杯特集!注目選手と優勝予想!
ーーせっかくW杯が開催されるので、優勝国を予想してください。
「ベルギーです。」
ーー注目選手はいますか。
「ケビン・デブルイネです。」
(引用元:https://www.soccer-king.jp/news/world/wc/20140119/163388.html)
人生の伴侶を得た私生活
ーー昨シーズンとの大きな違いは結婚。
「ですね。まあそんなにサッカーとかに変化はないですけどね。」
ーーなかなか外出も減ってきたと思いますが、どこによく行ってますか。
「マルナカですね。」
ーースーパーじゃなくて、お店をぜひ。
「ぼくお好み焼きが好きなんで、よく行くのはふぅふぅ亭ですね。あとはすし水軍とか。朝はアーリーブルーメルの上徳店でよくモーニングしてますね。」
ーーまだ塾講師のアルバイトはしてる?
「やってますよ。ばりばりです。」
ーー普段なにやってる瞬間がテンションあがりますか。
「携帯ゲームかなぁ。あとはテラスハウスとか見てるのが楽しいですかね。あとは近くにユニバとかあったらな〜。」
ーーまちで声かけられること多いですか。
「ぼくは、ぶってるんで、メガネと帽子をしてるんで、わかる人にしかばれないと思いますよ。」
素直な心を胸に。
ーー最後にサッカーをする上で心がけていることみたいなのはありますか。
「素直な心でですね。相手の意見を聞けるようになってきました。とりあえず、はい。ということをずっと意識してますね。」
ーー今年こそ昇格を。
「そうですね。まずは自分が試合に出ることですね。昇格してもやっぱり試合に出てないと嬉しさも半減しちゃうんで。なんとか去年より全てにおいて上の数字を残したいですね。最初は2桁得点って言ってたんですけどね。まだ間に合うかな。」
ーーコスパのいい選手に。
「そうですね。まあもちろんフル出場したいでんすけど、途中出場とかでも1,000分で10点とかいきたいですね。」
ーー長く在籍する選手が試合に出場してないのは寂しい。
「そうなんですよ。そう言ってもらえる人のためにも試合に出て結果を残したいですね。」
インタビュー時はかつてないほど笑顔の少なかった長尾選手。
彼にとって過去最大の試練が今訪れているんだと思います。
昨年は怪我がある程度言い訳になったといいますが、今シーズンはコンディションを理由にできなくなった分、真価が問われるシーズンになりそうです。
前線で数少ない、1対1を挑める選手。
DFを撹乱できる選手の1人です。
普段は笑顔たっぷりの彼も、試合になると容赦なく相手を置き去りにします。
そんな彼が失いつつある笑顔。
初めて訪れる挫折にも似た感情。
この苦境を抜けた先には、さらなる飛躍が待っているはずです。
4シーズン目を迎えた今年。
チームにとっても彼にとっても極めて重要なターニングポイントとなるはずです。
彼が本当に心の底から笑える時、チームは優勝へ向かっているはずです。
素直な心を胸に、前だけを見てゴールを目指す彼の姿を見届けていきましょう。
FC今治
背番号9番FW長尾善公
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