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ばりじんNo.53。となりの魚やさん・安部あすかさん 〜Job marche〜

多くの魚に魅せられた女性

今年度から始まった「Job Marche 〜働けるいまばり〜」の記事が今日から次々と公開されます。

20名近くの、今治で働く女性を取材しました。ぜひ2月いっぱいは、この「Job Marche」シリーズをぜひお楽しみください。

ばりじん53人目のご紹介は、となりの魚やさんの安部あすかさんです。

中学生時代から魚に触れ始めてからおよそ10年。全く飽きることなく魚の魅力に惹きつけられた若き女性のチャレンジ奮闘記です。

ぜひ最後までお楽しみください。

魚をさばくことに関してはサラブレッド

15年前に両親が設立した会社を見て育ち、小さい頃から魚に触れ合う機会が多かった学生時代。なんとその頃から現在まで、一筋に魚を見続けてきたようです。

ーーいつから両親が作った会社に入ることを意識しましたか。

かなり前からですね。中学2年の頃に始めは、さばいている人を見ていて「なんかやってみたい〜」ってなって魚をさばき始めました。

それまでは魚にどんな種類があって、どんな味でというのは全然知らなかったんですけどね。

ーーえ、さすがに早いですね。

なんかやりだしたらどんどんハマって楽しかったんです。父がやっているのを見て学んで。それでなんか気づいたら今もずっと続いてるみたいな感じです。

たぶんさばくのが好きなんですよ。

ーーもう10年近くやってるんですね。

そうなりますね。勉強と仕事をやりながらって感じでした。

ーーいつから正式に会社に?

魚をさばくのはずっとしていて、料理人さんとかいろんな人と両親と一緒に関わってる中で、これは仕事だからちゃんとやらなきゃってなっていったのは16歳くらいですかね。自然と仕事が始まったという感じです。

ーー親から手伝ってって言われてじゃなかったんですね。

そうですね。自分が勝手にやり始めて、気づけばずっと続いてますね。笑

ーーさすがです。

学校も中高一貫に行ってたんですけど、もっと魚に関わる時間を増やしたいなと思って、高校は辞めて松山の通信の学校に切り替えました。

ーーそこまで一気に仕事に注力したんですね。

そうです。小さな会社なので、仕事の幅が広いんですよ。なので一人でいろんなことをしなきゃいけないと思ってて、それがめちゃくちゃ楽しくなって、今に至ってるんです。

ーー遊びたいとかもなかったんですか。

あんまりなかったですね。なんか全然飽きなくて、やればやるほど極めたいってなるし、完成形がないんですよ。魚って奥が深いんですよ。

どんどんできるのが楽しくなってきている感じです。

なんでもできるからこその試行錯誤のたたかい

16歳から仕事を始め、現在22歳。魚をさばき始めて10年近くになる安部さんは現在魚をさばくことから少しずつ他の業務へシフトしていっているようです。

ーー今はどんなことをされているんですか。

今は本当にいろんなことやってますね。今までは会社とか飲食店向けだったんですけど、4年前から個人向けに始めたので、そういう個人向けの料理方法のレシピを作ったり魚をさばいたり、各種SNSの運用とかですかね。

骨抜きの切り身を、食べやすいというよりはもう「この料理に使います」みたいな感じでお客様に提供しています。

基本的には食べ方の提案をプランニングしているという感じです。

ーー店舗にもいらっしゃるんですか。

そうです。この「となりの魚や」に来るお客様の対応もしています。

ーー仕入れとかもされるんですか。

ついて行くこともたまにありますけど、仕入れは基本的に父が行っています。

ーー魚屋さんはかなり朝が早いイメージがあります。

仕入れに行く時はもちろん早いんですけど、それ以外は普通ですよ。私の出勤は8時半とかなので。

ーー何の仕事をしている時が楽しいですか。

今は何やってても楽しいですね。もちろんもどかしいことも多くて悩みは尽きないんですけど、試行錯誤しながらでも、やればやるほどしっかりいいものが作れると思っているので、やり続けるしかないと思っています。

ーー学生時代からそうですんもんね。

そうですね。遊びたい気持ちもあったけど、結局やらなきゃいけないことがずっと目の前にあって「やらねば」の一心でやっていたのが今もまだ続いてるんですよね。

ーー少し業務が変わっただけ。

その通りです。今は個人のお客さんに、しっかり魚の良さとか調理方法を伝えなきゃっていう仕事なので、自分の表現力がまだまだ足りないと感じることがほとんどですし、もっと勉強しなきゃといつも思っています。

それでしっかりお客さんに伝わった時とかに喜びを感じますね。

全国へ届けたい

これからの野望はやはり自社の商品を多くの人に届けること。そのために自分ができること、目の前の仕事をしっかりこなしていくことが大事だと話します。

ーーここまで話を聞いていると、めちゃくちゃ仕事している感じしますね。

そうですか?しっかり休んでますよ。休みの日はだいたい体力温存の日だと思ってますけど。笑

だいたい寝るか映画見るとかそういう感じですね。

ーーあんまり外に出ないんですか。

そんなに多くないですね。体力が残っていれば出かけるって感じです。笑

ーーそんな働きものの安部さんの野望ってなんですか。

やっぱりもっとお客さんの幅というか、いろんな人に届けたいというのは思っています。

卸のお客さんもそうですし、個人のお客さんにももっと自分たちのことを知ってほしいですね。

ーーやっぱり魚のことなんですね。

まあこれしかしてこなかったですからね。笑

ナマモノには限界があるので、冷凍という状態で、さらにそのまま使える形でお客さんに届けることが今取り組んでいることなので、もっと愛媛の魚が全国にまで届けばいいなと思ってます。本当に美味しいので。

ーー素敵ですね。

親からは「もっと失敗しろ」って言われているんですけどね。

ーー確かにそれも大事なことですね。会社を継ぎたいと思っているんですか。

将来的に社長になりたいかと言われればどうかなって感じですね。もちろん目指しますけど、それは適した人がやればいいと思ってるので、今から継ぐとかどうとかはあんまり考えてないかもしれないですね。

今も母がいろんな活動をしているのを見て「スゲェな」って思いますし、自分もあんな風になりたいという気持ちはあります。

それと、これは母も言ってることなんですけど、まずは会社を安定させることが大事なんですけど、その先には、食育という分野で今治の子どもたちの食生活を支えていきたいなという気持ちはあります。

ーーこれからが楽しみですね。

まだまだ知らないことも多いですし、できないことも多いので、もっとしっかり勉強して、魅力を伝えることができるようにしていきたいですね。

あとはもっといろんな人と仕事してみたいですね。

 


22歳という若さで、キャリアは6年。魚をこよなく愛し、仕事に没頭しながらも楽しんでいる姿はとても魅力的に写りました。

これからどんなさらなる成長が見られるのか、とても楽しくなるそんなインタビューでした。

魚、食べよう。

 

となりの魚や 安部あすか

エスペランス HP

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