熱く、ただ静かに燃える。背番号24番MF三田尚希選手。
笑顔は少ないものの、その闘志は最大級。
W杯開催記念、FC今治選手紹介全力取材企画。
第2弾は、背番号24番MF三田尚希選手です。
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ぜひお祭りに参加していただき、サッカー熱を盛り上げていきましょう。
2日目の今日は三田選手のご紹介です。今月いっぱい選手紹介月間です。
ぜひ最後までご覧ください。
とまどいながらも成長を感じた昨シーズン
ーー昨シーズンのチームを振り返っていただけますか。
「青森から今治にやってきて1年目で、今治のサッカーに触れて、自分自身フィットできない部分が最初はありました。とまどいもありました。そんな中で、やはり上位陣との対戦で勝ちきれなかったのが昇格につながらなかった大きな原因だと思います。」
(昨シーズン重要な試合で勝ちきれずに試合後にピッチにただ目線を送る三田選手)
ーーそれでは個人としてどんなシーズンでしたか。
「正直もっとやれたかなという感じです。得点だけでいけば青森時代の7得点はギリギリ超えられたんですけど、上位陣からも得点は取れてないし、大事なところで取れてないので、そこで取れて本物かなと。もっと取れたと思ってます。なので、満足というのはないですね。」(昨シーズン30試合中29試合で先発出場・8ゴール)
ーー加入1年目からほとんどの試合に出場。
「それはすごく良かったです。早くから使ってくれて試合の中で周りはどうかはわかんないですけど、ぼくの中では早くフィットできたかなと。」
ーー自分のどんな特徴を出せたか。
「自分はやっぱり派手に得点を決めまくるタイプではないので、攻撃においての黒子役というイメージですかね。これは以前から変わらない部分でもあるんですけど、それでもたまに少し輝ける時間帯があればいいかなという感じです。」
(まだ黒髪時代の三田選手)
まだまだ道半ばな今シーズン
ーー1年経過して今治のサッカーはだいぶ理解できたか。
「実際まだ半分くらいなのかなと思います。昨シーズンも試合に出させてもらって理解したつもりだったんですけど、違ってるときもあったりするので、まだまだだなという感じです。わかんない時は聞きにもいくので、日々まだ成長しながらって感じです。」
ーー新加入選手との連携はうまくいっているのか?
「まだ連携はイマイチかなという感じですかね。選手理解はだいぶ進んでいるとは思いますが、まだ細かい部分でフィットしきれていない部分はあると思います。悪くもないし、良くもないかなという感じです。」
ーー開幕以降それほど結果が出ていない。
「そうですね。決して雰囲気が悪いとかはないんですけど、1人1人少しずつ小さな迷いがあるのかなという感じはしてます。僕も含めてですけど。そういった中でそれぞれの選手の良さが消えたりしてて、結果に結びついていないんだと思います。」
ーー三田選手も迷ったりしてる?
「結構メンタルの揺れはありますよ。コンディションはなんとかなる部分が多いですけど、ぼくはそのメンタルの部分がすごくキーになるかなと。やっぱり昇格へのプレッシャーが少なからず感じているんだと思います。」
ーーそんな風に見えないですけど。
「いやいや。狭い場所でプレイすることが多いので、ボールを受けるのが怖くなるときとかもありますよ。今は常に2,000人を超える人が来てくれている中で、お客さんに対して恥ずかしいプレーはできないですし。」
ーー夢スタの雰囲気をどう感じてますか。
「2,000人を超える観客の中で試合をすることが今までほとんどなかった経験なので、もちろん満員の方が嬉しいですけど、少ないと言っても嬉しいですよ。ゴール後のあの歓声もすごく気持ち良いです。」
笑顔が少ないのは、苦手なだけ。
ーー普段今治で三田選手をどこでみかけることができますか。
「スクールを教えたりしてるので、スクールに行くといるんですけど、それ以外だとスーパーくらいじゃないですか。あんまり外食しないので。」
ーー自炊するんですか?
「自分で料理作るの好きなんですよ。ざっくり栄養も考えながら作ってますよ。新しい料理とかも作るの好きなんですよ。我ながら最近作った半熟のオムライスとかは良かったですね。」
ーー意外!三田選手がテンション上がる瞬間を教えてください。
「ぼく甘いものが大好きなんですよ。ただ、シーズン中はそんなに食べれないので3週間に1回とかなんですけど、それでスイーツ食べたりするとテンション上がったりしますね。」
ーー女子ですね。
「いやいや。笑 最近はやっぱり食が楽しみですね。ティアとかでも毎日行ってますけど楽しいですね。」
ーー三田選手はいつも笑顔がない感じなんですけど、怒ってるんですか。
「いや、全然そうじゃないんですけど、苦手なんですよ。愛想よく笑顔を振りまくの。苦手とかいってられないんですけど。自分からなかなかいけないんですよ。」
ーーファンサービスみたいなのは慣れましたか?
「ぼくはいつも捕まってる選手の後ろをこっそり行くようにしてるんで。笑 そういう時に見つけて声をかけてくれるのは小さい子供が多いので、そうなると行くんですけど、なかなか自分からガツガツいけないんですよね。」
ーーじゃあ声をかけられると嬉しい?
「もちろんです。よく行くハローズでも声かけられることありますけど、嬉しいですよ。声かけていただく方も勇気がいるはずなので、しかも気を遣っていただいてるので、本当にいつでも声かけて欲しいです。」
とにかくブレない心を。
ーー最後にサッカーをする上で心がけていることみたいなのはありますか。
「やっぱりメンタルの部分ですかね。自分はある全部のプレイのレベルをある一定以上持っていないと、特別なスキルを持つ相手には勝てないと思ってるので。」
「試合前には不安になることもあったりしますけど、当たり前のことを当たり前に毎回やりきると。そういった部分をテーマにしています。」
ーーチーム内でそんな存在はいますか。
「康介さん(太田選手)とか圭くん(中野圭選手)とかブレないですね。当たり前のことを当たり前に普通にできてしまう部分は見習わなきゃなと思います。そこが一番難しいんですけど。」
ーー観客数も含めて昇格へ向けて。
「とにかくまた来たいと思ってもらえるようないいプレーをやり続けることが大事だと思ってます。ホームでのあの得点後の声援とか本当に気持ちいいですし。とにかく強い気持ちで目の前の試合で最高なものを出すということですね。」
いつもクールな表情の三田選手。
本人曰く「メンタルが弱いことを見せないために虚勢を張っている部分も多少あるのかもしれない」と話します。
いわゆる、ただの照れ屋さんで人見知りさんです。
話を聞くとすごくよどみなく話が出てきたり、和やかな雰囲気で対応してくれました。
ほとんど毎日自炊する家庭的な一面も持ちつつ、今シーズンも主力選手として、気持ちをしっかり強く持ち、活躍してくれることでしょう。
貴重な左足での活躍を期待しましょう。
FC今治
背番号24番MF三田尚希