ばりじんNo.12。浅草から来た稲永奈々世さん。
浅草からやってきた今治を盛り上げる女性。
前回のばりじんと同じく、今治市の中心市街地の地域おこし協力隊の3名のうちの2人目。
東京は浅草からやってきた稲永奈々世(いねなが ななせ)さんです。
題名にもありますように、生まれも育ちも東京浅草。
根っからの江戸っ子。
そんな雰囲気は一切なし。
というか浅草の人のイメージなんてわからないんですけどね。
生まれてからずっと実家で生活し、今回の今治への移住が初の引っ越しというチャレンジぶりです。
父が靴職人。母が靴デザイナーという一家。
なんと浅草は、関西の食い倒れならぬ、靴だおれの街というくらい靴問屋さんが多いとの事実を教えていただきました。
そんな彼女は、高校を卒業し、短大を経てパティシエの専門学校に。
小さい頃からお菓子づくりが好きで、いろんな人に作って喜んでもらいたいと思い、進んだ道。
目標にそのまま突き進み、パティシエとして就職。
しかし、その途中に腰を痛め、さらにその他のトラブルも重なり、退職することに。
その後とりあえずOLを3年くらいはやっておかなきゃということでアパレルの事務職に転職。
そのOL時代に、副業としてレースクイーンをやっていたというマルチタレント。
その中でイベントに関わる機会が増えるにつれ、
「自分が情報を発信する立場になりたい!」と思い、
さらには、自分がずっと好きだった「食」に関することをいろんな人に伝えたいという気持ちが強くなってきたということもあり、フリーランスのライターとして活躍するように。
そんなこんなで活動していると、Webはもちろん、テレビなどにも出演することに。
いろんな人とつながりができるようになると、電波に乗せた情報発信で活躍し始めました。
ただ、東京で活躍すればするほど、いろんな先輩の活躍を見るうちに、東京では出尽くし感を感じるようになり、東京偏重の情報発信にも疑問を抱くようになり、地方に関心が向くことに。
実は東京出身の人ではかなり珍しいと思いますが、
「愛媛には一番多く来ていた。」ということでした。
そんな時に東京にある愛媛のアンテナショップで地域おこし協力隊募集のチラシを見つけ、今治へ来ることに。
就任は11月1日と、まだ1ヶ月ちょっとの活動。
これから今治をかきまわしていただきます。
今治では得意分野である、「食」に関するイベントを多く手がけていきたいという稲永さん。
「やっぱり地方の人はそれぞれの魅力を自覚できてないんですよ。それをやっぱりどんどん掘り出して発信していきたいですね。」と話してくれました。
ちなみに商店街にあるこのツリーのリボンも彼女が制作のお手伝いをしたとのこと。
現在は、来年行われるえひめ国体に向けた構想に取り組んでいるみたいです。
もちろん中心市街地の活性化がミッションですが、食を通じて、今治全体を盛り上げていきたいと話してくれました。
年明けからはラジオでの番組を持つ予定もあるといいます。
これから彼女の発信力に目が離せないですね。
一緒に今治を盛り上げていきましょう。
今治市地域おこし協力隊
稲永奈々世