吹揚神社春の大祭 女神輿
今年も5月に入り今治の春祭りが始まりました。今は各地で賑わった春祭りも終盤になっています。
その中でも一番賑わったのは、吹揚神社の春祭りではないでしょうか。今年は、春の例大祭20周年だそうで気合いが入っていました。
吹揚神社の春の大祭は、前日の雨も上がり5月13日(土)に行われました。御輿(男神輿、女神輿、子ども神輿等)と山車、約10台が町中を巡行し、お城の前の藤堂高虎像のある広場では継ぎ獅子(樋口潮早神社樋口獅子舞保存会、八幡神社波方青年獅子連中)の神社への奉納が有りました。
神事や 神輿(みこし)の宮出し後、神社下の広場で神事が行われました。
木遣隊が木遣歌を歌って盛り上げます。伊勢神宮まで行って、指導を受けてきたらしく、かなり気合が入って、いい歌声で歌を歌って、神輿を盛り上げていました。
今年は、もう一つ今壱会の膜が作られ黒金門に飾られお祭りを盛り上げていました。
いよいよ出発です。まる一日外を練り歩きます。
神輿、山車が出発するころ広場では、波方町樋口潮早神社樋口獅子舞保存会、波方町波方玉生八幡神社波方青年獅子連中による舞が始まりました。
今治城を出た神輿、山車は一端辰口公園に集まります。ここでも神事が行われます。
これだけの神輿が揃う地区はないと思います。
神事が終わると各神輿は、御旅所に向けて巡行します。吹揚神社の祭りには、珍しく女神輿があります。女性だけで担ぎ一日回ります。担ぎ手が少ないため全員がずっと担いでいる状態です。今回、珍しい女神輿さんに同行させて頂きました。
御旅所では、飲み物と軽食の接待が有ります。商店街~裁判所前までは全神輿が一緒に巡行します。担ぎ手さんはマイコップを首からぶら下げて回ります。(エコですね)
祭りを盛り上げるために、菊間から「小菊連の太鼓」が女神輿に同行して参加してくれています。太鼓の演奏付きで回ると盛り上がりますね。
もう一つ、祭りを盛り上げるため「寿太鼓」も数カ所の御旅所で盛り上げてくれています。移動が大変なので広い場所があるところでしか出来ないですね。
ほんからどんどんの前では、餅まきが行われます。予め時間が決まっているので時間に合わせて沢山の方が集まっていました。この辺までは、男神輿、女神輿、子ども神輿、山車も一緒に回ります。この後、それぞれ回るところが分かれます。
女神輿は、「地域密着型サービス」的な回り方をしています。御旅所以外のところを回ります。
その一つ目は、市内の老人保健施設を回ります。施設では、お年寄りの方が楽しみにして待たれています。神輿が来ると拝んだり記念写真を撮ったりします。
二つ目は、児童館を回ります。ここでも小さい子どもが集まっていました。
三つ目は、沢山の方に見て貰うためフジグラン今治1Fホールにも入ります。男神輿は大きすぎて中に入ることが出来ないので少し小さい女神輿が丁度良いようです。それでも傾けながらでないと入りません。
一通り回って終わると宮入です。回りは薄暗くなっています。付いて回るだけでも疲れるのに神輿を担いで回るのは大変だと思います。女性とあって笑顔でずっと回られていました。
宮入するのにも順序があるようで、男神輿が先頭でないと行けないようで男神輿が帰ってくるのを待ってからの宮入です。
広場に全部帰ってくると餅まきが始まります。
もち投げが終わるといよいよ神社に戻ります。木遣隊が木遣歌を歌って、寿太鼓の会により演奏する中、階段を上って入って行きます。やっと終了です。
女神輿も担ぎ手がぎりぎりの状態でかかれていました。もう少し担ぎ手がいれば交代できるので楽になると思うのですが、中々集まらないようです。来年は担いでみたいと思われる方は是非参加して欲しいですね。来年に向けて募集しているようです。