今治で生まれ育った純正今治人。渡邉亮太選手!
チーム唯一の純今治選手!
選手紹介も残りわずかとなってきました。
今回の紹介は、今治東中・高校を経てFC今治に加入した純今治選手。背番号17番MF渡邉亮太選手(18)です。
完全に爽やか青年。
そんな彼は実は現在愛媛大学に通う大学生でもあります。
FC今治の加入の経緯について聞いてみると、
「実は大学受験で失敗してたんですよ。サッカーの強い関東の大学に行きたくて私立大学を受験したんですけど、見事に落ちたんです。。。それでもう浪人覚悟で勉強してたんですけど、なんとか後期で今の大学に合格して。なので去年の今頃とか必死で勉強してました。」
「愛媛大学のサッカー部でやろうかなと思ってたんですけど、入学してしばらくしてFC今治の練習参加させてもらうことになって、もちろんこのチームでやれるならやりたいと思っていたので、加入することになりました。」
と話すように、大学進学からのドタバタ劇で見事FC今治に加入。
2足のわらじで頑張る渡邉選手。
勉強が好きなのかと思いきや、そうでもないらしい。
ただ、公式プロフィールにある「読書」というのは本当らしく、
「本当に本を読むの好きなんですよ。この間も松山のカフェで4時間くらい一人でずっと本読んでましたよ。自己啓発とかの本が多いですかね。」
最近のオススメは現在進行形で読んでいる「やり抜く力 GRIT」という本だそうです。
今年のチームについて
新しく加入した選手のことなども聞いてみました。
「みんなめちゃくちゃうまいですよ。ぼくはずっと今治のチームでやってて、全国レベルの選手と一緒にプレイする機会もほとんどなかったので、加入した時も思いましたけど、レベル違うなと思うこともありますし、今年もまたそう感じてます。」
と話すものの、それほど絶望的な危機感を持ってない様子。
「もちろん試合に出れない危機感はあります。あるのはあるんですけど、こんな人たちとやれて、こんな素晴らしい環境で自分が成長することを考えるとワクワクしますし、純粋に楽しいんです。」
きっと彼はまだまだサッカー少年の部分が多く残ってるんでしょう。
うまい人たちと大好きなサッカーをできることが嬉しいんでしょう。
「今年は吉武監督の言ってることがだんだんわかってきました。吉武監督から言わせるとまだまだなんですけどね。笑」
と岡田メソッドの理解度も確実に浸透してきていると話します。
「新しい選手ともすぐ馴染んで、みんなで仲良くやれてます。(長島)滉大といっつも一緒にいるんですけど、あいつめっちゃくっついてくるんですよ。読書したいのに。笑」
と話し、昨年の高卒ルーキー同士で仲良くしているようです。
今シーズンについて。
「今年は本当に勝負の年」ですと話す彼は、今治の街のサポートについてもこう話します。
「ぼくは今治の人間なので本当に応援してくれる人が多いんです。でもやっぱり試合に出れてないと見に来てくれる人にも申し訳ないですし、自分も期待に応えられないのがつらいです。」
今シーズンの目標は「昨年以上の成績」だと語ります。
カテゴリーも、チーム内の選手もレベルが上がり続ける中で、昨年よりもプレイする時間が長くなれば成長している証拠になるとも語ります。
「ぼくは亀タイプなんです。ずっと小さい頃からですけど、ゆっくりですが地道に確実に成長するタイプなので、突然パッとはじけることはないと思いますけど、この環境で自分の出せるものは全部出そうと思っています。」
出場時間はもちろん、昨年の2G1Aという、ゴールに結びつく結果も同時に超えようとしています。
感情を表に出すことが苦手な渡邉選手。
憧れる選手は意外にも「ガットゥーゾ」。
「彼のプレイ見てるとゾクゾクするでしょ。いい意味でクレイジーでしょ。ぼくも感情がピッチで出ないタイプなので、感情むき出しの選手はすごく憧れます。」
今年にかける気持ちが強い分、一皮むけると感情むき出しの渡邉選手が今年は見れるかもしれません。
J3への昇格に必要な観客動員数。
「今治出身のぼくが試合に出れば見てくれる人は自然と増えると思ってます。」
と、今治出身であることを自分のストロングポイントとして自覚し、「ワクワクさせる」ことを実現します。
まだまだ18歳。
彼には未来しかありません。
失うものなんてありません。
そしてゆっくりと、ただしかし確実に成長しています。
ぜひ感情をむき出しに、サッカーを楽しみながら成長し、その輝かしい姿を魅せてほしいですね。
「新加入選手」