今治で躍動するカニエスタ!可児壮隆選手!
カニエスタが今治に。
新加入選手6人目の紹介は、背番号29番MF可児壮隆選手(25)です。
「かに まさたか」と読みます。
今シーズン、J1の有名チーム川崎フロンターレから期限付きで移籍してきました。
まさにトップチームからの移籍。
いろいろ可児選手のことを調べていると、キャッチーな名前「カニエスタ」という表現が。
このことを本人に聞いてみると、
「大学時代の監督が、当時の僕のプレイを見て、お前はカニエスタやな。といってつけてくれました。その当時FCバルセロナの試合をよく見てたので、そんな感じになってたのかもしれないですね。」
と話してくれましたが、果たしてこのニックネームは気に入ってるのかと聞いてみると、
「いや、どっちでもないっすね。」
と、苦笑いでした。笑
チームメイトからは「かに」とか「かにちゃん」と呼ばれています。
入団当時「中村憲剛2世」として期待された可児選手。
今治に来るまでは、ベルマーレ湘南、ツエーゲン金沢とレンタルで渡り歩き、今治へ。
オファーがあったときは、
「正直、上のカテゴリーでやりたかったですし、もちろんフロンターレでもプレイしたかったです。でも、今治のビジョンやチームの向上心、取り組みなどをよく聞いたりしてると、すごく魅力的に映ってきました。」
「とにかく試合に出てプレイすることが一番だと思って決断しました。」
そうしてオファーを受け入れて今治にやって来た可児選手。
今治のイメージを聞くと、
「チームも街も、すごく印象はいいですね。あったかそうですし。チームメイトも明るくフランクで入り込みやすかったです。」
と、今治に来たことはなかったものの、存在は知っていたという今治の印象を話してくれました。
ただ、今治に来て2週間ほどなので、まだ今治を堪能するまでには至ってないようです。
そんな可児選手の趣味はなんと読書。
こういう趣味という欄で読書って書くのはだいたいウソのケースが多いんですが、
「いや、ほんとにめっちゃ読書しますよ。風呂で最近はよく読みますね。スポーツ選手の本は気になりますし、自己啓発とか、小説とか本当に幅広く読んでます。」
と、意外(?)にインテリな部分も垣間見えました。
性格は「自称」真面目で、トップレベルになるには人と同じことはやってはいけないということで、24時間サッカーのために注げる状態でいたいと話していました。
それもそのはず。
彼がいたチームは「バケモノ」と表現するような日本のトップオブトップが存在するチーム。大久保選手、レナト選手、中村憲剛選手を間近で体感しています。
いろんなチームを渡り歩く中で、
「確実に成長していると実感しています。」と話してくれました。
今治でも、吉武監督のサッカーを2週間ほどですが、体感してみて、
「今まで聞いたこともないようなことを言ってくれますし、またここでも成長できるような感覚がすでにあります。」と。
そんな彼に、観客をひきつける自分の魅力、つまり、おれのここを見てくれ!というところを聞いてみると、
「やっぱり自分は攻撃の部分ですかね。ずっと攻撃してるのが見てる人も楽しいと思うので、ずっとボールに触って、パスだったり、今年はシュート意識も高めていこうと思っているのでその部分と、あとは最後まで全力で走り切る姿ですかね。」
そう話してくれました。
さらに個人的な目標を聞くと、
「試合に出続けることが一番です。ゴールやアシストはもちろんですが、とにかくチームを勝たせる存在になりたいと思ってます。きつい時に頑張ってプレイでチームを引っ張りたいと思います。」
と力強く話してくれました。
すごく物静かで、クールで、ニヤリと笑う可児選手。
ただその目に宿る静かなる闘志が何か期待をさせてくれます。
口にはしていませんが、「まぁとにかくプレーを見ててください。」という雰囲気で、やれる自信と経験が彼を作り上げています。
「レンタルという形ですが、そんなことは全く関係なく、目の前のFC今治の勝利のために全力を注ぐだけです。」
と宣言してくれました。
このまま今治にいてくれることを願うばかりですが、上のカテゴリーを知る選手が今治を勝利に導いてくれるはずです。
静かに、クールに「魅せる」カニエスタの活躍に今シーズンは目が離せません。