元ユース日本代表!吉武博文監督!

最後を飾るのは元ユース日本代表監督!

FC今治の緊急特集。

最後を飾るのは、ユース世代の日本代表を率いた経験もある吉武博文監督です!

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大事な決戦前の忙しい時期にインタビューに答えていただきました。

正直に言いましょう。

お話を伺う前はめちゃめちゃびびってました。

脇汗をびっしょりにして対面した吉武監督。

開口一番、「普通のおっちゃんだから気にしなくていいよ。」との言葉。

いやいや怖い人でもだいたいそう言うんですよね。

と、心の中では思ってました。

話すこと一時間弱。

終始なごやかな空気というか、個人的には楽しい雰囲気で終了。

びびってたこっちが恥ずかしいくらいでした。

話しててすごく勉強になる、そんなインタビューでした。

やっぱりいろんな経験をしてる人と話すのは楽しいですね。


みとん今治,FC今治,桜井ふれあい海浜広場,桜井,サッカー

ー2年目での今治の生活はいかがですか?ー

「なかなかいろんなところに行けてないんですよ。本当はお遍路もいくつかまわってみたい気持ちはあるんですけど、サッカーのことを考えたら他のことになかなか目がいかなくなるんで、一回シーズンに入っちゃうとダメですね。」

と、どうやら全然今治という街そのものは楽しめてない様子でした。ただ、

「でもずっとサッカーのことだけ考えれるってこんな幸せなことないですよ。好きなことを考えるんだからストレスでもないですし。気分転換とかもなくて、選手のいいサッカーを見ることで気分は晴れますよ。」と。

ー今治のサッカー文化についてどう感じてますか?ー

「文化の生成という点ではほとんどないと言っていいんじゃないですかね。サッカーだけじゃなくて、スポーツ文化というのがないんじゃないんですかね。私も大分出身なので田舎の出身ですけど、やっぱりあるのは甲子園文化くらいですかね。」と。

まさに核心をついてる言葉を。野球文化というよりも確かに甲子園文化くらいしかないのかなと。

逆に言うと、それをサッカーに移行させることも可能じゃないのかなとぼくも思います。

そのためにも、吉武監督が何度も口にした言葉は、

日曜日にサッカーを観に試合会場に行く。選手たちのいいサッカーを観る。それが月曜日からの働く活力になる。という、このルーティンを確立させたいんです。」と。

「でも、このいいサッカーっていうのが難しいんですけどね。負けて『いいサッカー』というのはないんですけど、勝った試合が全部『いいサッカー』というわけではないんですよ。」

ーでは、いいサッカーというのはなんですか?ー

あくまで私の見解なんですけどね。

美しいサッカーであることが大事なんです。それはもちろん綺麗なエレガントなプレイはもちろんですけど、選手のひたむきな姿であったり、諦めない姿勢、目の輝きが感動を呼ぶんです。それが全部うまく噛み合って初めて観客は感動するんです。それが『いいサッカー』です。」と。

かなりのハードルを設定されている様子ですが、それをやるのがプロの仕事だと。我々の仕事なんだと。語っていただきました。

ただ、この『いいサッカー』を続けることで人が人を呼ぶ好循環を生み、文化として街に根付く可能性があるんだと思います。

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ー今のチームの雰囲気は?ー

「今選手たちが作る雰囲気は、今さっき急にできたものではなく、前監督である木村監督から作り上げていただいたものを引き継いだものなんですけど、すごくいい状態だとは思いますよ。」

と。ぼく自身もここ数日練習やトレーニングマッチを見る中でも、すごくいい雰囲気の印象は受けました。

ただここにも吉武監督ならではというか、なるほどと思わせる部分があり、選手たちが社会に出て働くことで、いい気分転換の一つになってるのではないかという分析もされてました。

「プロチームの場合だと、ずっと同じ空間で過ごすから悪い空気は続くことが多いんですけど、今のFC今治のような状態だと、いい意味でリフレッシュできてると思いますね。」

ー昨年と比べて今シーズンのチームはどうですか?ー

「半分以上も選手を入れ替えたわけですから。パワーアップしないわけないですよね。それでも自分がイメージした完成形の7〜8割くらいですかね。もちろん100%ってのはありえないんですけど、昨年よりは確実に上がってますよ。」と。

「昨年は、全国地域チャンピオンズリーグに挑む時点で五分五分の戦いだと思ってました。今年はそれ以上の仕上がりになったと思います。7、8割勝てるというところまでは持ってこれました。」

監督なりの自信をのぞかせる口調で語っていただきました。

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ーでは、全国地域CLは楽しみですか?不安ですか?ー

ここはかなりの即答で、
「すごく楽しみですよ。明日にでも来いって思ってますよ。」と。

もう自信満々なのかと思って聞いてると、そういうわけではなく、

「結局この試合の結果は、今までやってきたことの積み重ねの結果なので、みんなで作り上げてきたこのチームがどこまで行けるかを、後はやることをやって見守るだけなんですよ。」

そこで最後に思い切って聞いてみました。

ー当日の選手はもう決まってますか?どんな基準で選びますか?ー

「31人の選手の中から、25人を登録して、18人のその日のメンバーを選びます。サッカーは相手のあることなので、イメージとしては、すべてを総合して適切なピースを当てはめていくという感じですかね。これは毎試合変わることですし、こちらのチームの状況、相手チームの状況で常に変わるものです。」

ここからは選手も大注目ですが、

「選手を選ぶのはその時のポテンシャルではなく、パフォーマンスで選びます。」

一番注目するのは、目ですね。魚が腐ったような目でくる奴は選ばないですね。当日寝グセつけてくる選手とかは選ばないですよね。」とのことです。

注目ポイントでましたね。

寝グセに注意です!笑

最後にこの吉武監督。

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「私は残りの指導者人生10年はサッカーへの恩返しのつもりでやってます」と。

そして、

「このFC今治のこの仕事以外を受ける気持ちは全くありませんよ。ここで骨をうずめる気で来てますから。」

「数年後にはここ今治地元ですよって平然と言いますよ。そうするとよそ者じゃなくなるでしょ。」と。

こういうことなんです。

名のある人たちが、いろんな偶然が重なって選んでくれたこの今治という土地。

みんながみんなここで全力を尽くしてくれています。

このシリーズすべてをご覧になった方はよくわかっていただけると思いますが、全員が本気なんです。

本気は人を変える力があるんです。

その人たちを応援しないという選択肢がぼくにはありません。

どうなるかはわかりませんが、覚悟を持った人たちは強いんです。

全国のチームが同じ気持ちで臨む全国地域チャンピオンズリーグ。

再出発の2年目のFC今治。

きっとやってくれると信じています。

ただただ感動させてください。

ぼくも3日間応援に行きます。

足がないよーって人は言ってくださいぼくが乗せていきますので!

明日から頑張れFC今治!!!

第1弾 頼れるキャプテン 金井龍生選手

第2弾 純愛媛戦士 中野圭選手

第3弾 得点王 桑島良汰選手

第4弾 中盤の心臓 金子雄祐選手

第5弾 不動のサイドバック 片岡爽選手

第6弾 正確な右足を持つ 上村岬選手

第7弾 ユース日本代表 水谷拓磨選手

第8弾 優しい笑顔の点取り屋 長尾善公選手

第9弾 若きポリバレント 小野田将人選手


ーー全国地域CL日程ーー

11月11日(金)〜13日(日)1次ラウンド
@西条市ひうち陸上競技場(愛媛県西条市ひうち1-2)

11月25日(金)〜27日(日)決勝ラウンド
@ゼットエー・オリプリスタジアム(千葉県市原市岩崎536)

FC今治HP

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