チーム随一の頭脳を持つハードワーカーDF西埜植颯斗選手。
頭脳とハードワーカーを併せ持つ男。
新加入選手紹介の6人目は、大学卒業1年目の22歳。
自称チーム随一の頭脳を持つ背番号26番DF西埜植颯斗(にしのうえはやと)選手です。
サッカーだけではない魅力を持つ彼の紹介です。
(髪型は風のおかげでちゃんとしたのは1枚も撮れずでした。汗)
風のせいで少し乱れ髪の彼の素顔が少し覗ける内容になってます。
今治に来るまで。
大阪出身の西埜植選手。
年中からサッカーを始め、サッカー人生をスタートしたものの、多くの人がクラブチームなどに所属する中で、普通の学校でサッカーだけではなく普通に勉強してたそうです。
高校から和歌山県の高校に進学するも「サッカーだけではダメだ!勉強もしなきゃ!」という理由でクラブチームにも所属せず高校の部活で文武両道を全うします。
(高知大学体育会サッカー部Facebookページより※上段左端が西埜植選手)
そして大学の途中では「教員を目指していた」と言い、数学の教員免許も取得。
冒頭に自称と書きましたが、正真正銘の頭脳も持ち主なんです。
大学の先輩として背番号6番中野圭選手、背番号19番有間潤選手がいます。
そんな勉強もずっと頑張ってきた選手がいかにして今治への道を選んだのか。
加入のきっかけ。
大学時代は塾講師のアルバイトをしていたというように、教員という道をかなり意識していたところから、
「大学3年の途中からサッカーを続けたいと強く思う様になりました。全国大会などに出場してその想いが次第に強くなってきて、いろんなチームの練習参加もするようになりました。」と話すように、教員という安定した道を捨て、サッカーで挑戦することを決定。
その後、「実は他にも声をかけてくれていた実業団チームがあって、テストなんかも合格しいてたんですが、FC今治で挑戦したいという強い気持ちがあり、そちらをお断りして今治に来ることにしました。」
(方針発表会での西埜植選手。髪型もキマってます。)
安定した教員という道、さらに実業団チームという安定したチームの道も断ち、将来が約束されたわけではないFC今治にやってきた熱い男なんです。
今治の印象。
チームの雰囲気は、
「若い選手が多くて雰囲気いいですね。フレンドリーですぐに溶け込めました。」とコミュニケーションではうまくいっている様子があったのですが、
「メソッドの理解はかなり苦しんでいる」と話します。
「実際カルチャーショックみたいな感じを受けるくらいの衝撃でした。今までやってきたポジションのサイドバックというポジションは今治では名前すらないですし、ポジショニングも含めて全然違います。高校から大学までカウンター主体だったので、サッカーってこんな難しかったっけって感じです。笑」
と戦術も含めたFC今治文化の違いに戸惑いながらも、
「苦しみと楽しさが半々くらいですね。」とその新しい技術・文化の習得に意欲的でした。
オフの日は映画や温泉やランチに行くなどリラックスできることをやっているという西埜植選手。
現在は背番号29番FW飯泉涼矢選手との共同生活を楽しんでいるそうです。
今治の人は距離感が近くてすごく嬉しいと話すと同時に、
「自分からはなかなかいけないので、どんどんフレンドリーに来てくれると助かります。」と積極的に声をかけてきてほしいとのことでした。
自分の特徴。
西埜植選手の最大の特徴はハードワークと両足で蹴れるそのユーティリティさ。
それに加えて頭脳。
他の選手にはない部分も持ち合わせており、
「実は大学4年の時に左サイドをやるようになって、左を猛練習したら蹴れるようになりました。」とまだまだ荒削りながらその特徴をアピールしています。
ただ、FC今治で求められる戦術上のポジションの重要性は十分に理解しており、
「カルチャーショックを受けた部分もあるんですけど、このポジションがすごく大事だということも理解しているので、まずは試合に出れるように頑張ります。」と話してくれました。
今シーズンの抱負。
最後に今年の抱負を聞いてみると、
「やっぱり個人としてはピッチに立って、試合に絡んで昇格することが目標です。得点というよりはアシストでチームに貢献したいですね。」
また、「今は本当に1日1日が勝負だと思っています。もう学生じゃないので、その自覚を持ってこの1年が自分のこれからのサッカー人生を占うと思って臨みたいと思ってます。」
と熱い言葉で締めくくってくれました。
安定の道を自ら断ち、FC今治という壮大なビジョンを持つチームへのジョインを決めました。
まだ大学卒業したところで足りない部分もあると思いますが、彼のもつ魅力で周りを引き込み徐々に様々なスキルと戦術理解が進んでいくはずです。
カルチャーショックを受けたほどの衝撃から、次は自分がそのカルチャーの体現者へ。
その可能性を十分に秘めた若き才能。
彼がピッチを躍動する姿が楽しみです。
(最後まで見ていただいた方へのプレゼント変顔versionです。)