ホームで勝てないFC今治。GW最終日は悲しみの雨に。
ホームでは勝てないのか。
FC今治の今季第9節。
現在JFLランキング2位を走るFC大阪を相手にした試合でした。
GW最終日の今日は、小雨が途中で降りだす微妙な天候の中、なんと2,908名の観客が夢スタに集まりました。
GW最終日にいい気分になって月曜日を迎えようと。
そういう気持ちだった方も多かったはずです。
結果からいうと、1−2の敗戦。
後半終了間際の失点での敗戦はなかなか気持ち的につらいものがあります。
なんとFC今治のこの日はシュート数が20本。
FC大阪の7本という数字からも、多くシュートは打てたというところです。打てた、、、というところですね。
順を追って今日の試合をご紹介していきますね。
まずは何と言ってもこの日会場を盛り上げたBKBことバイク川崎バイクさんが試合開始前に会場を盛り上げてくれました。ぶんぶん。
応援BKBは、(B)無事に(K)怪我なく(B)なんでしたっけ。
応援ではなく、怪我の心配を中心にしていただきました。優しいお方だということです。
そして謎の「ス」です。
試合前にもかかわらず一本締めならぬバイクだけに一本ブン。
ぶんぶんといいエンジンがかかりました。
かかったはずでした。
いいエンジンどこにいったんでしょう。
この日はタオル美術館マッチデー。
かすかに玉城選手がひょっこりしているところが気になりますかね。
こちら新しいタオル美術館のマスコットキャラクター。名前はまだないそうです。
みんないい顔で試合に臨みました。
試合は前半からFC今治が押し込む展開も多く、チャンスは多く作り出しました。チャンスは、、、
背番号19番有間潤選手も、果敢にゴールに攻め込み、惜しい場面を多く作ったものの、得点には至らず。
前半だけで3本のシュートを放ちました。
惜しいシュートも多かっただけに、前半で1点入っていれば・・・という感じだったでしょうか。
背番号13番MF玉城峻吾選手も、前半2本のシュートをペナルティエリア外から放つものの、無得点。
この日久しぶりに先発復帰した背番号14番MF長島滉大選手も、積極的な守備と攻撃参加でゴールに攻め込みました。
背番号2番DF太田康介選手も、前線へ何度も顔を出し、珍しいクロスボールを上げるシーンなども含め、2本のシュートを放つも、無得点。
とにかくモヤモヤした時間帯が多く続きました。
また、この日古巣であるFC大阪との戦いで先発出場した背番号15番DF水谷尚貴選手。
水谷選手もセットプレーには前線へ出てきて攻撃参加。
前半だけでコーナーキックが7本もあったため、何度も攻撃に絡んだものの、こちらも無得点。
試合後話を聞くと、
「古巣だからと言って特別に何かあるってのはなかったですけど、ぼくのところで失点してしまったので、ただただムカつくしかないですね。絶対勝ちたかった試合で負けてしまって悔しいしかないですね。」
「何回も言ってしまうセリフになっちゃうんですけど、とにかく残りの試合を全勝するしかないですね。」と、苦しい心境を絞り出してくれました。
こうして前半は惜しいシーンはあったものの、0−0で終了しました。
ハーフタイムには、今がちょうどシーズンの継ぎ獅子も披露されました。
いつ見てもすごいですよね。
普段撮らないんですけど縦でも撮ってみました。
継ぎ獅子は5月はいろんな場所で開催されていますので、ぜひチェックしてみてください。
個人的には太鼓が好きです。
こうして迎えた後半。
試合は動き始めます。
後半開始早々5分に、コーナーキックから得点を許し、先制されます。
そうです。また先制されております。
なんと今シーズンのFC今治はこの試合を含めて9試合中実に7試合先制点を許しているという事実。
4−1で勝利する試合でも先制点を許しているというデータになっています。なかなか抜け出せないみたいですね。
先制点を許して迎えた後半34分。
ペナルティエリアのすぐ近くでフリーキックを獲得。
蹴るのはこの日キャプテンマークを巻いた背番号8番MF上村岬選手。
見事ゴールネットを揺らし、同点に追いつきます。
試合後には、「あの位置は練習でもよくやる場所だったので、(ファールを)もらった時からいけるかなという手応えみたいなものはありました。」と振り返りました。
得点シーンは本当にみんないい感じでタオルぶんぶんなんですけどね。
バイクだけに。ぶんぶん。ひぃぃぃあ。
後半も数多くのチャンス、シュートを放ちました。前半と同じ10本のシュート。
決まったのはわずか1点。
難しいですね。
後半から途中出場し、2本のシュートを放った背番号10番FW桑島良汰選手。
惜しいシーンは作ったものの、得点には至らず。
こちらも後半から途中出場した背番号26番DF西埜植颯斗(ニシノウエハヤト)選手。
積極的にゴール前に切れ込むも、こちらも無得点。
つまり、後半の得点はフリーキックからの1得点のみ。
応援むなしく、最後は後半アディショナルタイムに失点。
ファイナルスコア1−2で敗れました。
とにかく点が取れない、勝てない。
印象としては歯車がかみ合ってないという感じでしょうか。
ファン・サポーターは「必死さが足りない」とも感じるでしょうが、「必死でやってない選手はいない」とぼくは思ってます。
さらに言うと、勝ちたいと思っていない選手もゼロです。
もしかしたら事前に掲げた目標があまりにも高かったのかもしれません。
全勝優勝→前期優勝→とにかく4位以上というように目標はどんどん下方修正されます。
コミットできないことによる無力感もあるのかもしれません。
観客動員数も1試合平均4,000人。ホーム5試合のうち、達成したのは開幕戦のみ。
それ以外はほとんど3,000人にも満たない数字。
もしかしたら掲げる目標があまりにも現実とかけ離れたものになっていたのかもしれません。
そこに気持ちの部分でのギャップが発生しているのかもしれません。
試合後吉武監督も、
「アグレッシブさは比較的見られたと思う。ただ、最後の精度という部分で確実性を欠いていた。」と話し、さらに、「20本で足りないのであればもっとシュートを打たないといけないし、その一つ前のラストパスの部分だったりがもっと必要だと思う」と話しました。
ゲームキャプテンを務めた上村選手も、
「最後に甘さが出たかなと思います。ただ、下を向いている暇はないので、前を向いて次の試合に勝ちにいきたいと思います。」と話してくれました。
最初から最後まで大声で応援してくれるサポーター。
最前列で選手たちを羨望の目で迎える小さい子供たち。
そのどちらのためにも、という気持ちももちろんあるんでしょうけど、もっと自分たちのためにも戦って欲しいですね。
個人としてJリーグを目指す選手はJFLで満足してはいけないし、まだまだ可能性がある選手ばかりです。
こんなところで足踏みしている場合ではないですし、地域のためにというのももちろん大事ですけど、自分自身のためにも上に行く必要があるはずです。
試合後うなだれる選手も多くいました。
理想と現実はもちろん違いはありますが、シーズンはまだまだ続きます。
前期優勝はおそらく無理でしょう。
ただ、後期もあります。さらには昇格すると来年はJ3での戦いもあります。
苦しい時期も支えるのがファンであり地域であるような気がしています。
批判するのはすごく簡単です。
苦しい時こそもっと応援できる存在でいたいなと思っています。
まあ何が言いたいかというと、悲しい顔より笑顔がいいねという話です。
人がいっぱい集まれば選手もスタッフさんも嬉しくて笑顔になるし、それで勝てば観客みんなが笑顔になるし。その数が多ければ多いほどいいし。
そんな優しい地域になればいいなと心から思ってます。
前からずっと言ってますが、こうして3,000人とかの規模で2週間に1回という頻度でいろんな感情が渦巻くこと自体が今までなかったことなんだから!
とにかくそれを楽しみましょう!
久しぶりに熱く長くなりました!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ぶんぶん。