【コラム】『Just do it!!』(伊藤惠美子)
『Just do it!!』
「コラ~!!」
ネクラで物静かな私が少しやんちゃになった中学生のある日のことです。
(左、中学3年生の頃)
中学生活でも相変わらず友達は少数でしたが、数少ないお友達と鬼ごっこをしたり、スカートめくりをしたりしてお腹を抱えて笑う事が多かった日々。
じゃんけんの勝者が先生用のイスに逆に座って、敗者が廊下の端から端まで押す、名付けて「イス押し人間コースター」。
誰も居ない廊下、各教室をサーっと通り抜ける爽快感!悪い事と知りながらドキドキする緊張感!今でも物凄く面白かったことを鮮明に覚えています。
それを見た先生の反応ったら、子供の遊び心を全く無視した怒鳴声「コラ~!!」
更に被せて「何しよんぞ~~!?」物凄く怖かったこともセットで覚えています。
これを読んだ学生のみなさんも、校則にはないですが先生用のイスで遊ぶ行為はマネしないでくださいね(汗)
なぜその様な遊びを思いついたのか。
囲碁将棋クラブのメンバーだった私達は、ルールを全く知らず、そして知ろうともせず、囲碁の盤でオセロをしていました。
そう、ご察しのとおり白と黒の石をわざわざ取り替えながら、あの広いマスの多さで時間と手間が掛かり、終わったあとの「達成感」なんてなく虚しさだけが残る中、私達がクリエイトしたエキサイティングな遊び、それが「イス押し人間コースター」でした。
そんなストレスを理解頂いていたのか、囲碁将棋クラブの先生は笑って「面白いね」と言ってくれました。
その先生のこと、今でもはっきり記憶しています。数学の先生でした。
(中学2年生の頃、Tシャツがインされてる(照))
高校に入ってもイタズラは止まず、空いた花瓶を黒板の前に置き、黒板に大きな花束を描きました。
それを見た先生が、「これを描いたのは誰だ~~!」と聞くので、怒られると思いながら恐る恐る手を挙げると、先生は「すばらしい~♪」と褒めてくれました。
その先生のこともしっかり記憶しています。国語の先生でした。 (高校1年生の頃、運動会の応援合戦メンバーに、じゃんけんに負けて選ばれました。)
そんな青春時代の恋話を少し・・・。
中学1年から恋した憧れの先輩がいたんです。
先輩の時間割を把握し、移動先の教室の近くで待ち伏せし、先輩が現れたら手を振って逃げる。
これを毎日繰り返していました。中学生活で一番夢中になったことだと思います。毎日がドキドキで楽しくてワクワクした一年間でした。
だけど別れの日は近づき、3月の卒業式の日!
朝からドキドキで、花束も準備して、前髪を当時流行の薄くフワっとした感じ(工藤静香風w)にして、またまた先輩を待ち伏せ!
見事、私は先輩の第2ボタンを頂くことが出来ました。
まぁ~私のストーカーとも呼べるしつこさ(今では逮捕されていたかもしれません・・・)の勝利だったかと思います。(高校1年生の頃)
そんなネクラな小学生時代から少しやんちゃになった中学生時代でしたが、今思えば行動だけは早かったと思います。
考えるよりまず一歩(行動)と言われますが、ほとんどの方は子供の頃、特に楽しいことであれば考える前に行動していたと思います。
それが段々と大人になるに連れて要らない知識が増えて、行動出来ない理由を探す様になります。
最近ではトライ&エラーを繰り返すことを提唱されていますが、良くも悪くも行動を起こしたことに理解を示してもらえることで、一生忘れないほどの鮮明な記憶として残り、次への活力に繋がるものと思います。
お仕事では沢山の子供達に囲まれ過ごしていますが、いつまでも子供の様に早い行動力を見習って、子供達の記憶に残る良き理解者でありたいと考えています。
伊藤惠美子(English House 代表)