芸予要塞跡が数多く残るしまなみ海道に浮かぶ、歴史を感じられる離島、小島に上陸。
日露戦争の歴史が多く感じられる芸予要塞、小島へ。
今治地域にある、しまなみ海道にぽつんと浮かぶ離島シリーズ。
今回は小島へ上陸してきました。
聞いたことあるし、写真で見たこともあるけど、行ったことはないという方も多いんじゃないでしょうか。
フェリーでしかいけない島が、ここ小島です。
波止浜港からフェリーでおよそ10分で上陸することができます。
小島には、芸予要塞という、日露戦争を想定した海岸要塞として使用されていた建造物が多くそのまま残されており、楽しむことができます。
フェリーを降りてすぐに、レプリカではありますが砲台も海に向かって設置されており、当時の名残をまず確認することができます。
周囲およそ3kmの島内には、各地に建造物が案内板とともに現存しており、楽しむことができます。
およそ1時間半くらいでぐるっと周遊することができます。
春には「椿の散歩道」と呼ばれる散歩道には2500本もの椿が咲き誇ります。
簡単にではありますが、島内をご案内していきます。
整備されていない、当時から形そのままの建物が、静かに佇んでいます。
レプリカであった砲台が置かれていた場所も。
弾薬庫などもあり、島がまるごと要塞として機能していたことが伺えます。
島の最も高いところには司令塔跡という場所があり、この急な階段を登って到達することができますが、かなり危険かつ体力を奪われるので、休みながら登っていくことをおすすめします。
司令塔跡は、360度パノラマで来島海峡を確認することができます。
ここから指示を出していることを考えると、要塞としての強さが見えてくるような気がします。
今では、歴史と雰囲気を感じられる場所として写真を撮りに来たり、海水浴を楽しむ人がいたり、釣りを楽しむ人がいたり。
戦争のために作られた要塞が、今ではみんなが楽しめる場所として利用されています。
しまなみ海道を真横から眺めることができるという貴重な場所でもあります。
フェリーに乗っていくという非日常空間でもある場所で、いろんな楽しみ方ができる小島をぜひ散策してみてはいかがでしょうか。
詳しい歴史などは、ぜひ今治地方観光協会のHPからチェックしてみてください。
動画でもぜひご確認ください。