ばりじんNo.49。パーソナルトレーナー・竹中由梨さん 〜Job marche〜
多くのママをハッピーに。
今年度から始まった「Job Marche 〜働けるいまばり〜」の記事が今日から次々と公開されます。
20名近くの、今治で働く女性を取材しました。ぜひ2月いっぱいは、この「Job Marche」シリーズをぜひお楽しみください。
ばりじん49人目の紹介は、パーソナルトレーナーの竹中由梨さんです。
なんと取材時は五人目のお子さんを妊娠中。パワーで溢れるママの力で、いろんなことで悩むママを元気に、そしてキレイにしたいという気持ちから始めたパーソナルトレーナー。いろんな経験を経た末にたどり着いた今のお仕事のこと、これからのことをお話していただきました。
とにかくいろんな経験をした若かりし頃
愛媛県内を転々としていた竹中さんの学生時代は、とにかくいろんなことを経験した時代だったようです。愛媛県内いろんなところで生活をしながら、とにかく青春を楽しんでいました。
ーー愛媛県内をぐるぐるまわっていた学生時代だったんですね。
なんかウロウロしてましたね。地元はどこかって聞かれると四国中央市なんですけど、小学校4年生までは今治にいましたし、高校になってからは実家を出て、なんかいろんなところを転々としていました。笑
ーー確かに県内を転々としてますね。
そこから今治明徳短大の栄養科に入ったんですけど、なんか途中で飽きちゃったんですよね。これ違うな〜って。
それで結局他の幼児教育の心理学とかを受けたりして卒業しました。
ーーその時期はいろんなこと考えますもんね。
とりあえず卒業はしなきゃな〜という感じだったんですけど、当時飲み屋さんで働いてたんですよね。
ーーなるほど。
自立するためにはお金もいるし、でも卒業はしなきゃってことで、留年しながらも卒業しました。
ーー卒業にはこだわったんですね。
そうなりますね。でも卒業後とくにしたいこともなかったので、このまま飲み屋さんで働いてもいいかな〜って思ってたんですけど、就活をしてた時にインストラクターの仕事を見つけて、これなら営業も接客とかもなんでもできるかなって思って就職したんです。
インストラクターの道から、ママへ
就職してからは会社の仕事に没頭。紆余曲折ありながらもいろんな経験をしていたタイミングで、結婚・出産を経験することに。そこから職場に復帰し、自分でスタートさせることに。
ーー最初の就職はどんなところでしたか。
フィットネスジムに就職しました。22歳の時ですかね。やる気満々だったんですけど、それから半年くらいしたらなんと当時の最年小店長になるってなってたんですよ。
ーーそれはすごい。
ずっと接客をやっていたこともありましたし、めちゃくちゃ働きましたよ。
ーーどんな業務をしていたんですか。
なんかその会社は、全部トレーナーがやる感じだったんですよね。通常のジムのトレーナーとしての仕事から、チラシ配りとか、営業とかもう全部やっちゃう感じで。
めちゃくちゃ勉強になったんですけどね。
ーー会社のエースだったんですね。
まあでもそのタイミングで妊娠したので、結局店長にならずに産休に入ったんですけどね。笑
そのあとも仕事を続けようと思っていたんですけど、主人の出張を機に今治に戻ってきました。
ーーそこからは専業主婦に?
そうです。3年くらい専業主婦してました。それから、前の職場の同期の子が声をかけてくれて、今治で新しくオープンする女性専用のフィットネスジムにパートで働き始めたんです。
ーー同じ仕事に戻ったんですね。
まあでもそこでもいろいろ大変で、働く人も主婦の方が多くて回らなくなってきたりで、私はしばらくパートのままだったんですけど、経験者だったこともあって半年で店長に抜擢されたりしました。笑
ーーまた店長!
そうなんですよ。また。2年くらい給与計算とかシフトとかもやってましたよ。笑
それでも、私は当時パートでしたし、いろんな仕事や責任もあるのに時間もなくて、子どもも小さかったこともあって、なにやってんだろうみたいな気持ちになって辞めました。
子どもとの時間も、自分の時間もなかったですし。
そのタイミングで主人も会社を辞めて独立するタイミングだったので、それをサポートするのもあったので、独立するきっかけになりましたね。
強烈なストレスを経験し、自分のペースで自分らしく
ここからは個人のトレーナーとして活躍することになるんですが、やり始めた当初は張り切りすぎてストレスもたまり、自分らしい仕事ができてなかったようです。ただ、そこからまた出産を経験し、今では自分らしく、無理のないペースでの仕事ができて精神的にも余裕が。
ーーようやく今の仕事のスタイルに話がやってきました。
きっかけはいろんなタイミングが重なったということももちろんあるんですけど、長くフィットネスジムで働いてると、会員さんだけじゃなくて、自分の近くのひとだったりもなんかお手伝いしたいなと思うようになったんです。
ーーなるほど。
トレーナーって、ダイエットとか引き締めとかで体を軽くするような仕事だと思うんですけど、もう一つ大事なところは、コミュニケーションで心も軽くすることができるところだと思うんです。カウンセリング的な。
そこをもっとしっかり個人個人と向き合いたいなという気持ちが強くあったんです。
ーー確かにいろんな人がきてると個人とじっくり向き合えないですね。
それで独立して始めたんですけど、一気に張り切って毎月10人くらいをモニターみたいな感じで受けまくって、結局ストレスたまりまくりで。
肌もボロボロで、なにやってんだってなってましたね。
ーーそこからどう解決していったんですか。
私の場合はそのタイミングが出産だったんですよね。4人目の出産と重なって、気持ちを整理できたっていうのがあります。トレーナーの仕事はできないので、人と会うのもそうですし、産前産後の自分の体のことと向き合ったり、イベントをしたり。
なんか本心は仕事したいのが強かったと思って、勉強とかも同時にいろいろしてましたね。
ーー心境の変化が大きかったんですね。
それで去年はさらにPOP PILATESの資格を取ったり、インドに旅行に行ってみたり。
ーーアクティブですね。
なんかインドに行って「あっトレーナーって言っても自由なんだ」っていうのも再認識できましたし、いろんな経験をしていくことで提案も増えるし、イベントとかもやったりして人との関わりを増やしたり、なんか今は本当にいろいろやってますね。笑
ーーそれで今は5人目のお子さんがお腹に。
そうなんですよ。5人目ともなるとだいぶ余裕もありますけどね。
心身ともに軽く、ママをもっとハッピーに
ーーこれからどんなことをしていきたいとかありますか。
私学生時代には「絶対30までに結婚しない!好きなことして生きてやる!」みたいな考えだったんですけど、実際はいま5人目妊娠してて、全然違うんですよね。
でも、こうやってその時々で思ったようにできる環境だったというのはすごく恵まれてて。だからもっとみんな自由でいいと思ってるんですよね、特に子育て中のママも。
そのサポートをしたいという気持ちは今一番強いですね。
ーーそれはわかるかもしれない。
パーソナルトレーニングって、やっぱり心身ともに軽くできるものだと思っているんです。カウンセリングの要素がすごく強いと思ってて。
私は子どもを実家に見てもらうこともできているので、本当にいろんなことをさせてもらってますけど、そうじゃないママもいっぱいいるので、そんな人たちの気持ちを少しでもハッピーにしたいという気持ちがすごくあります。
ーーそれはパーソナルトレーニングで?
それだけに限らずですね。今ママのためのイベントみたいなのも企画してやってたりするんですけど、パーソナルトレーニングに限らず、もうちょっと自分を見直すというか自分を甘えさせてあげるというか、そういう環境を作れればいいなと思っています。
それでなんかそういうハッピーになる仲間が増えたら、きっと今治っていう街も楽しくなると思うので、これからはそういう活動をしていきたいですね。
5人目を妊娠中だということを感じさせない、マシンガントークと前向きな考えを持つ竹中さんのインタビューでした。
自身が4人のママでもありながら、同じ悩みを共有できるママと一緒に、楽しく心も体も軽くすることに寄り添うという想いをもち、そこにまっすぐ突き進むパワーを感じられる方でした。
産前産後の体の変化に悩む方は、経験豊富な竹中さんにご相談してみるのもいいかもしれません。
パーソナルトレーナー 竹中由梨