今治に集う若者。BCU。よりチャレンジングな街に。
若者が今治を考える。
こういう機会が増えることはすごくいいことですよね。
今治に関係のない若者が、今治のことを真剣に考える。
そんなことがあるんです。
昨年行われましたBari Challenge University(以下BCU)。
参加者100名を超える若者が今治に集結しました。
そして今年。今回。5月27日に昨年の参加者が今治に再び集結し、OBとして近況報告と今年のBCUの企画を行いました。
今治出身の人はもちろん、全国各地から再び自費で今治に集まりました。
この日はバリシップが同日開催だったため、まずは今治造船の見学から今治の基幹産業を学び、豪華アドバイザリーボードメンバーとのミーティングを行いました。
そんな中、みとん今治の注目は、今治出身の人たち。
今回は8名かな?参加していました。
ぼくも初めてのドック見学しましたが、もちろん参加者のほとんどは初見学。
好奇心旺盛なメンバーは目を輝かせて見学しておりました。
その後場所を移動し、岡田武史さんと、OB会の代表2人が登壇するパネルディスカッション。
その後バリシップをしばらく見学し、その後リバーファームという農家さんのところに。
そこで、報告会、ミーティング、懇親会が行われました。
おもしろいのは、ここから。
アドバイザリーボードメンバーを含めた、名だたる経営者たちが、今治という場所のさらに農家さんのテラスで一緒に議論し、同じ食事をする。
その光景を見るとすごく不思議な気分になりました。
こんなことありますか。
素敵なテラスで行う議論は参加者にとっても非常に経験になることですし、大人たちも若者たちのいい刺激をもらっているはずです。
参加者それぞれが近況報告し、昨年のBCUをきっかけに始めたこと、変わったことを報告。
何らかのアクションを起こしたメンバーも多くいたこともあり、岡田さんをはじめ、参加者同士も驚く、意識の高さをみんながみんな披露しておりました。
その後今年の企画を話し合いますが、まさに議論は白熱。
「ちょっとぼくも入れてくださいよ。」
言いたくなるのをぐっとこらえて耳を傾けていました。
さて、イベント自体の報告はこれくらいにして、ここからはこれからの今治を背負って立つであろう、参加した今治出身メンバーをご紹介。
昨年のBCUは高校生として参加した村上ののかさん。
現在看護士を目指し専門学校に通う彼女は、高校時代に生徒会をしていたこともあり、先生から勧められてとりあえず参加。
行ってみると「みんなガチすぎ」だったらしく、それに触発され、「私も思わずガチになってしまいました。」と話していました。
「看護士をもちろん目指してますが、それと同時に、こうした今治の活性化にも非常に興味がでてきたので、今後もこういう活動も行なっていきたい。」
と話してくれました。高校卒業した時にそんなこと考えれてましたかね。ただただすごい。
続いて、同じく昨年高校生として参加した木村みさとさん。
高校時代から地域活性化のことに興味をもっていた彼女は、先生から教えてもらい、昨年のBCUに参加。そこでさらに刺激を受け、愛媛大学の社会共創学部に進学。
そこでさらに今年から地域のことについて専門的な学習をしているそうです。
みんな意識がすごい。
現在徳島大学に通う、池田瑞姫さん。
母親からこんなのあるよと教えられたBCU。
「もともと今治だし、専門はスポーツだし、どこかで今治と接点を持っていたかったから」という気持ちで参加。
「めっちゃ熱かった。」と昨年の印象を話し、「今でも当時の同じ班のメンバーとは連絡取ってます。」とその時得た財産を今でも大事にしているとのことでした。
そんな彼女は、「環境的にすごく魅力的なので、将来旦那とケンカしても、絶対に今治で子育てをしたい!」と高らかに宣言してくれました。
現在、上智大学に通う山之内康介さん。
昨年参加したきっかけは、若者会議みたいなのに参加して、意識が高まっていた時にFacebookで流れてて、参加してみようという気持ちになり、参加。
やはり山之内さんの昨年の感想も、「熱かった。」ということ。
ただ、自分の班以外の活動などは知ることもなかったので、今回のようなOB会でその後の活動なんかも知れてよかったと話してくれました。
そして、彼は将来的には「今治に戻って起業をしたい。」という目標を掲げていました。
大歓迎すぎます。
そして最後は、今治学生サポーターズとして、昨年のBCU以降今治で何かできないかということを考え、ビジネスプランを披露した3人。
一般企業でサラリーマンをしながら地域の活性化にも取り組む高橋貴大さん。
現在慶応大学の大学院に通う河北善紀さん。
代表としてこのプロジェクトに取り組む藤原良輔さん。
この取り組みに関しては、後日改めて記事にする予定です。
ざっくり何をするかというと、海外に留学する学生が多くいる昨今、その学生たちの留学先を今治にして、質の高い経験を提供しよう!という取り組みです。
みんなで今治のことを考えるだけでは事足りず、昨年のBCU以降、同じ班だったメンバーが何度も会議を重ね、実行に移すという。
なんとも喜ばしいことじゃないですか。
喜ばしいというか純粋にすごい。
それも、今治の交流人口を増加させることを目的とするプラン。
おじさんはすっかり劣等感を感じますよ。
また詳細は今後の記事を楽しみにしていてください。
そして、このBCUの事務局として活動を支える、FC今治の中島啓太さん。
バスガイド的な写真ではありますが、彼も今治の成長を考える若者の一人であることは間違いありません。
こうして多くの若者が今治をおもしろく、よりチャレンジングな街に変えようと模索をしています。
BCUの意義、市民、地域に還元できてないじゃないのか。
そうした声があることは重々承知していると思います。
今年のBCUには一般公開講座もないので、さらにその指摘が起きるかもしれません。
会場の様子を生で見ることもきっとできないと思います。
オブザーバーとして観覧者として、入場料を取って公開してもいいんじゃないか思ったりもします。
それくらいこの中身には耳を傾ける価値があると思います。
確かに直接的には、参加者の交通費や、滞在費やアドバイザリーボードメンバーの動く部分の経済効果しかないかもしれません。
ただ、本気で2泊3日で今治のことについて考えたことがみなさんはありますか?
そう問われると、ぼくはないんです。
考えているつもりではあるんですが、それほど密度の濃い議論をした記憶はありません。
それを、ここ今治で、全国の若者が集まって今治のことを考えてくれる。
しかもさらに、それが毎年行われ、OB会も毎年行われ、毎年参加メンバーが増えてきて、いろんなプロジェクトが生まれてきて、、、
って考えたらゾクゾクしませんか?とてつもない可能性があるように思えて仕方ないんです。
ただ、まだ最適解は見つかってないはずですし、発展途上のプロジェクトなので、今治に住む人たちもいろんな議論があっていいと思います。
そうすることでこの活動が本当の意味で今治にとって重要なものになるんだと思います。
そうなることを願っていますし、そのお手伝いをしていきたいと思っています。
熱い夏が今から楽しみでなりません。
さて、明日はFC今治の久々の愛媛開催のホームゲームです!
いろんなゲストさん盛りだくさんで、イベントとしても楽しめる内容です!
ぜひ今治に勢いをつける意味でも応援しましょう!!