今治を守る”デカい”守護神。岩脇力哉選手!
でかい守護神が最後に登場!
選手紹介の大トリを務めますのは、今治の守護神。背番号1番GK岩脇力哉選手(22)です。
いろいろな事情が重なり、大トリを務めることになりました。
「トリにふさわしいっしょ??」
ふさわしい男に最後にゆっくりと話を聞きました。
写真を撮る時に目がなかったバージョン。
眩しかったんですかね。目がないですね。
まずは開幕を直前に控えた現在のコンディションについて聞いてみました。
「よくなってきてます。ただ、今回キャンプ中に体調を崩したのでその時点でそれまでの継続がリセットされたようになってしまったので、その後で今コンディションを戻してきているという感じですかね。」
「まあ今のところ順調だと思います。」
今シーズンにかける想いはみんな同じですが、この岩脇選手にとっては昇格の瞬間というものは特別なものかもしれません。
昨年の全国地域CLの決勝ラウンド。千葉での戦い。
そこに岩脇選手の姿はありませんでした。
原因不明の体調不良で2週間ほど入院し、ベッドの上で昇格を見届けることに。
「やっぱりめちゃめちゃ悔しかったです。当初3日くらいで退院して復帰という感じだと思ったんですが、結局ずるずる体調が戻らなくて。ピッチにも立てなかったですし、会場にも行けてませんでした。神様のイジワルがここでくるか?って感じでした。」
「昨年はあの時期まですごく調子がよかったので、だいぶきつかったですね。」
と悔しさのにじむ表情で話してくれました。
「でも昇格という目標は達成できましたし、みんながユニフォームを胴上げしてくれたりと、嬉しい気持ちももちろんありました。なので、今シーズンへ懸ける想いはより強くあります。」
と昨シーズンを振り返ると同時に、今シーズンへの強い想いを口にしました。
今治に来てもう2年目。
すっかり今治に馴染んでる彼も、
「ほとんど行くとこ決まってるんですよ。昼はティアで夜は三日月食堂。この流れがほとんどです。」
「オフの日は(楠美)圭史とイオン行ったりカフェ行ったりしてます。男二人で昼間っからずっとサッカー談義とかしてますよ。笑 結局その話題に行き着いてしまうんですよね。」
と、U-17時代からの友人である新加入の楠美選手と仲良く遊ぶことが息抜きになってるようです。
今年のチームについて。
どの選手に聞いても同じような答えが返ってくることが多いんですけど、
「やっぱり新加入の選手は足元がうまいです。」とやはり技術の高さについて言及します。
そしてGKにはポーランドからやってきたクラッキが。
「ぼくも今ちゃんと一緒で、海外のGKと一緒にプレイすることがなかったので、本当に刺激になります。考え方も違ってたりして本当に勉強になりますよ。ほんでクラッキいいやつでしょ??だからライバルですけど、楽しめてます。」
クラッキの実力も認めつつ、お互いに高め合うという環境になっていると話します。
DFの選手に新加入の選手は少なかったため、
「ディフェンスラインのコミュニケーションという点で行くと全く問題ないといっていいと思います。」
そう力強く話しました。
今シーズンについて。
そんな今年に懸ける想いを伺いました。
「正直キャンプで体調崩す前に聞いてもらうと、『全試合出場です!』って言いたかったんですけど、この時期だとそう言い切れないです。なので、『怪我・病気なく、シーズンを通じてチームへ貢献すること』が目標になります。」
目標を少し下方修正したものの、常に考えていることは、
「サッカーでも、人間的にも成長すること」
と話す彼は、1日1日の練習の積み重ねを重視します。
「そんな人生なんでもうまくいかないんで、出れる試合に全部出たいのはもちろんですけど、難しいこともあるので、出た時に最高のパフォーマンスを出せるように準備するだけです。昨年の大事なところで出れなかった悔しさもあるので、大事なところでチームの勝利に貢献したいですね。」
と、意外と?終始真面目に対応してくれました。
「ぼくの最後の目標のところ弱くないですか?」
と記事の心配をしてくれる岩脇選手。
大丈夫です。言葉が多少強くてもキャラの強さでカバーしてます。
「あんまり最近ないので、もっとファンと話せる小さなイベントとかもっと欲しいっすね。」
と、地域との触れ合いを欲する岩脇選手。
ファンの獲得にも余念がありません。
みんなから愛されキャラである彼の成長が今治の勝利にも直結します。
GKというポジションで最後の砦として立ちはだかる背番号1。
“デカい”男がサッカー選手としても人間としても大きくなる姿を見ることができるでしょう。
その活躍に今年も期待しましょう。
「新加入選手紹介」