ウーマン村本が中高生と語った”夢”。
テーマは「夢」。
なんとあの人気芸人のウーマンラッシュアワー村本大輔さんを迎え、アイシネマ今治で特別授業が行われました。
以前からご紹介しております「MANZAI塾」の特別授業。
しかも今回は中高生限定のイベント。
だがしかし。
中高生は奇跡的に試験発表中というタイミングに見事ぶちあたり、残念ながら参加できなかった人も多くいたことでしょう。
直前のアナウンスにもかかわらず、多くの学生さんが集まりました。
今回の柱は2つ。
昨日紹介しましたプロジェクトFのこと。
そしてMANZAI塾の特別授業でした。
中高生が集まれる場所を商店街に作る。
そんな学生たちにこの機会に聞きました。
「何がしたいのか。」
「なにがほしいのか。」
フリップに書いたいろんな意見が出され、今後の彼ら彼女らが作るものの基礎になっていくことでしょう。
その仕掛け人はこの男。
今治の地域おこし協力隊として昨年10月にやってきた男。
もちろんみとん今治は取材済み。→「地域おこし協力隊の菅大樹さん」
彼の野望はすごく今治に対する愛情が溢れるもの、そしてこれからの今治を考える上で重要なものを多く含むプロジェクトです。
もちろんこれからも追っかけていく予定です。
そんなプロジェクトFのお次はメインイベント。
「MANZAI塾」特別授業。
この男がいなければこのイベントは実現しませんでした。もちろんこちらも取材済み。
塾長の森さんは、村本さんとコンビを組んでいたという過去を持つよしもと興業の芸人さんでした。
そのつながりが今回の「参加費無料」での講演を実現しました。
テレビやニュースで見る彼の印象とははっきり言って真逆レベルの内容でした。
一言で言うと、「すごく努力して自分の居場所を見出せた男」というところでしょうか。
売れない時に誰にも負けない努力で、そこそこまでは行った。ただ現実は甘くなく、テクニックに頼るだけでは突出することはできない。
他に何もできない自分を奮い立たせるには、福井で自分を送り出してくれた地元・家族に恥をかかせたくない、これだけしかおれはできないんだという気持ちでまっすぐ進んだものの、結局テレビにいっぱい出れるような売れ方はしなかった。
でもいつしか、売れなくていいや。って思い直したとき自分の居場所が見つかり、今は「好きな場所で好きなこと喋って、好きなもの食べて。」こんな幸せな仕事他にないという場所にまで行き着いたとのことでした。
努力しなきゃいけないんです。ただ、努力するだけでもダメなんです。
「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし!成功したものはすべからく努力しておる。」(漫画:はじめの一歩)
ということなんだと思います。
業界で自分の地位を確立し、しっかりした実績を積む彼には圧倒的な説得力がありました。
中高生の夢についても、全部は紹介できなかったですが、みんなの夢についてアドバイスを送っていました。
「とにかくいまいちよくわかってなくても、ふわっとしてても、前に進む、突っ込めることこそが大事。」
などと丁寧に話してくれました。
最後は壇上ではなく、下に降りてきてみんなと同じ目線で話ししたいんだということで舞台下に。
ほんとにテレビで作られるイメージとは大きく違うんですよ。
おそらくこの日参加した人みんながファンになったんじゃないんですかね。
いろんな芸人さんがいると思います。
いろんな有名人がいると思います。
田舎にもいろんな人がいると思います。
ただ、自分の居場所っていうのはきっとどこにでも存在します。
その最適な場所を探すということはすごく困難で、みんながハッピーになれることなんて理想論だとは思います。
ただ、それも目指さなきゃ到達できないんです。
最後に、「今の仕事をぼくは愛してるんですよ。愛してた恋人がいたら、いびきも可愛いと思うでしょ?そういうことですよ。細かなとこなんか気にしちゃいけないんですよ。愛情を持てる仕事に出会うことが大事なんですよ。」
と、彼なりのまとめを置いていってくれました。
こうした学校を行き来する日常とは違う、非日常にこんな刺激的なことがある。
そんな街っていいですよね。
参加者の中に刺激を受けた人もいると思いますし、まだまだ行動に移せない人もいると思います。
いろんなきっかけを作ることこそがこれからの今治に必要だと思ってます。
そこには常に「ヒト」が混ざり合ってます。
今回でも、いろんなヒトが動き実現しました。
中高生もきっとまだまだ及び腰だと思いますし、興味はあるけど足を踏み出せないヒトも多いと思います。
なので、これからも変わらずどんどん発信していきたいと思います。
アラキサンドロス少し熱くなりました。
とにかく楽しかったし刺激をもらった。
みなさんありがとうございました!