覚醒し始めた若き才能。背番号14番MF長島滉大選手。
あるきっかけで覚醒し始めた男。
W杯開催記念、FC今治選手紹介全力取材企画。
第4弾は、背番号14番FW長島滉大選手です。
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ぜひお祭りに参加していただき、サッカー熱を盛り上げていきましょう。
4日目の今日は長島選手のご紹介です。今月いっぱい選手紹介月間です。
ぜひ最後までご覧ください。
大きな転機となった昨シーズン
ーー昨シーズンのチームを振り返っていただけますか。
「前期でなかなか勝てなかったのが大きかったと思います。自分は全然関われてなかったので複雑な想いでした。それが最後まで引きずっちゃったって感じですかね。」
ーー個人としてはどんなシーズンでしたか。
「昨シーズンといえば事故※しかないですね。」
(※昨シーズン途中に車で自損事故を。奇跡的にかすり傷で済んだものの大事故だったそうです。)
ーー事故から何かが変わった。
「そうです。実際本当に生死を分けるようなレベルで、これで変わらないとダメだなと。当時は事故がなかったら今サッカーやってたかどうかもわからないくらいの中途半端な気持ちだった思います。今思えば、そんな気持ちの選手がいる時点でよくないですよね。こんな気持ちの人間がいるチームが昇格できるわけないと。反省してます。」
ーー事故前と事故後で変わったところは。
「野心が強くなりました。サッカーが普通にやれていることが当たり前じゃないし、こんな素晴らしい環境で、出る出ないに関わらずサッカーができる幸せを噛み締めることで、少しずつ気持ちが前に向いてきました。」
ーーではすごく不本意なシーズンだったのか。
「成績的には最悪でしたね。FWのときなんか1点しかとってないので、それじゃあ生き残れないし、意味ないですよね。でも逆に、事故のおかげっていうと変になるんですけど、あれがあったおかげで、いろんな面で成長するきっかけになったシーズンだと思うので、結果的にはすごく大事なシーズンでした。」
一皮むけて覚醒しつつある才能
ーー今シーズンの自身のコンディションはどんな感じですか?
「昨シーズンの最後の方からなんですけど、やっぱり事故以降かなり変わったんですよ。寝る時間も早くなって起きる時間も早くなったり、揚げ物も減らすようになったり、食事面からすごく変わったので、体のキレ自体はずっと良い感じです。」
ーー我慢し始めた?
「我慢というか、なんか生活の全部がサッカーに向かっていってる感じなんですよね。たとえば、ミルクティーめっちゃ好きだったんですけど、それも今ではなんで好きなのかわかんないくらい全く飲まなくなりましたし。準備の部分ではよくなっていると思います。」
ーーポジションが前線だったり中盤だったり変わっているが。
「そうですね。昨シーズンから中盤もやらせてもらってるんですけど、感覚が少し変わってきています。パスは以前から好きだったんですけど、今はもっと周りを活かす感覚が出てきてますね。自分はドリブラーではないんですけど。」
ーー得点への欲望が少なくなった?
「う〜ん。一時期なくなってたのは正直あるんですけど、また得点欲が出てきてますね。外から見る機会が増えたこともあって客観的に試合を見ると、自分がここにアクセントをつけれると考えると、もっと貪欲にゴールを狙わないと。と強く思うようになってます。」
ーー最近はよくハードワークで声援を多くもらうことも。
「そうなんですよ。それも嬉しいのは嬉しいんですけど、ぼくの中ではあれは当たり前で、ベースなんです。そこからさらに何をできるかのほうが重要です。世界に目を向けるともっと戦ってますし、ハードワークしてますよね。」
ーーまだまだ満足していない。
「全然です。正直まだずっとオリンピックを目指してますし、ここで終わるようではダメだと思ってます。やってやるという野心がどんどん出てきています。」
ーーどんどん大人な意見でてきてますね。
「いやいや。ずっと言ってた目標なんで曲げたくないですし、事故以降の意識の変化で、さらに強くなりましたね。そのためにも、数字という結果で示さないと上にはどんどん上がっていけないとも感じています。」
ーー具体的な今シーズンの目標は。
「ゴールは7、8くらいと、アシスト7くらいですかね。パスで局面を打開することも多くなると思いますけど、やっぱり目の見えるゴールという部分は強く持っておきたいですね。」
W杯特集!注目選手と優勝予想!
ーーせっかくW杯が開催されるので、優勝国を予想してください。
「スペインですね。」
ーー注目選手はいますか。
「チアゴ・アルカンタラです。」
(引用元:https://mundodeportivo.jp/articles/708)
意外なプライベート事情
ーー普段今治でなにしてますか。
「なにしてるんですかね。ジム行ったり、体のケアしたり、映画見に行ったりしたりくらいですかね。」
(試合以外でカメラを向けると基本的に恥ずかしがって照れ笑いをする長島選手)
ーー今治で長島選手を見かけることは難しい?
「たぶんそうですね。ぼく基本的に根暗ですからね。笑 家にいてもカーテン開けないですし。笑」
ーーえ、太陽いらないんですか?
「いや太陽いらないっす。たぶんこっち来てからカーテン全開にしたことないんじゃないかなってくらいですよ。体に悪いかなと思ってたまに開けたりもしますけど、夜も上の明るいライトすらつけないですからね。笑 大きめの間接照明みたいなやつで過ごしてます。」
ーーえ、ご飯のときも?
「もちろん暗いままですよ。逆に、良い感じのライトでおしゃれな雰囲気でてますよ。笑 それじゃないと落ち着かないんですよ。それでテレビ見たりスマホ見たりですかね。」
ーーならほとんど遊んだりもしてない?
「そうですね。携帯ゲームとかもしないので、家でゆっくりしてることが最近は多くなりましたね。夜も自炊しますし。本も読むようになりましたし。たまにわたりょー(渡辺亮太選手)と遊ぶくらいですかね。(2人はお互いの家に勝手に出入りするほどの仲良し)わたりょーは大学も行ってるんで忙しくて全然遊べないですけどね。」
野心と志を高く。
ーー最後にサッカーをする上で心がけていることみたいなのはありますか。
「野心を強く持つことですね。どんな動機でもとにかく上に上にと。」
(今シーズンハットトリックを逃して落胆する姿。とにかく上を目指す。)
ーー今年こそ昇格を。
「そうですね。それはもちろんですけど、ぼくは今はとにかくオリンピックしか見てないので、とにかく結果を出して頑張ります。」
今シーズンで3年目を迎えた長島選手。
(加入1年目の長島選手。桜井での試合にて。まだまだあどけなさが残る)
高卒で入団してからはや3年。彼も成人し、すっかり大人になりました。
そんな中で昨シーズンに経験した大きな事故を前向きにとらえて、強い野心を抱き続けています。
2020年まであと2年。
21歳という年齢ながらも、焦りが見え隠れしていました。
FC今治に所属したままでオリンピック代表に選出されることを心から期待しています。
ドリブルだけではなく、パスでの局面を打開する力もつけ、さらにはハードワークでもチームにアクセントをつけられる選手です。
中心選手として、彼の成長がそのままFC今治の成長になるかもしれません。
FC今治
背番号14番FW長島滉大