チーム一のポリバレントへ。安定感から、相手に脅威となる存在感を。
安定感から、脅威になる存在へ。
毎年恒例のFC今治の選手紹介がいよいよ始まります!
今シーズンは、10月を中心に、10名程度のご紹介となります!ぜひお楽しみください!
トップバッターは、加入1年目からレギューラとして出場し続けている背番号28番DF原田亘選手です。
優しく笑う彼の表情からは計り知れないサッカーへの情熱や、チーム、今治への想いなどから、今治ではどんな生活をしているのかなどなど、いろんなことをお話していただきました。
人柄がよくわかるお話になっていると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
FC今治への加入
学生時代から、実は輝かしい実績を持っている原田選手。
そんな原田選手のルーツは今治にあったこともあり、FC今治のリスタート以降は常に動向をチェックしていたそうです。
ーールーツが今治にあるというお話を聞きました。
そうです。父親が伯方島の生まれなので、伯方島に行ったことは何度かありました。
ただ、本土っていうんですかね?今治の陸地部はあんまり来たことなかったので、イメージはあんまりなかったですね。
ーーどんな印象でしたか。
島と同じく、ゆっくり時間が流れている感じはありますね。
ーーFC今治に加入しようと思ったきっかけは何でしたか。
実はFC今治は岡田さんが今治にきてリスタートしたときから、存在は知っていました。自分のルーツが今治ってというところもあったので意識していました。
それに加えて、やっぱりJFLという舞台から上に行くチャンスもありますし、ビジョンがしっかりしていたこともあって、自分も上を目指してサッカーを続けたいという気持ちがあって、来ることに決めました。
(練習初日の様子。新体制発表会には出席できず。)
ーー入ってみてFC今治の印象はどうでしたか。
元日本代表の選手とプレイできるっていうのは、すごい経験になるので自分にとってすごいプラスだなと思いました。
チームのメンバーともいい雰囲気でできていると思います。
ファンの人もすごく暖かくて、いつも優しく声をかけてくれてすごく嬉しく思っています。
ーープライベートでも声をかけられることはありますか。
買い物してたりすると、たまにありますね。
今シーズンのチーム・自身のこと
今シーズンは、大学卒業後すぐの加入にもかかわらず、2試合を除き全てスタメン出場を勝ち取っています。ポジションも様々で、与えられた役割をそつなくこなし、チームの中ではもはやなくてはならない存在に。
ーー今シーズンほとんどの試合をスタメン出場していますが、満足のいく数字といっていいですか?
全体の評価としてはそこまで好評価はできないかなと思います。
ーー選手層の厚い中でスタメンを確保し、ゴールも決めているというのに、満足いく結果ではないんですね。
そうですね。1年目の開幕からスタメンをというのは加入前から、スタートラインだと思っていたので。
そこは当たり前で、そこからいかにチームにインパクトを残せるかだと思っています。
ーーなるほど。2ゴールでも満足はできない。
もっとチャンスは多くありましたし、アシストの数も少ないですし、自分の中で大事にしている「プレーの安定感」という部分でも、波があってまだまだだと感じています。
ーーポジションのいろんな変更には対応できていますか。
最初の方はうまくいかないこともありましたし、まだ不慣れなポジションもありますけど、徐々に理解できていると思います。
ーー複数のポジションをこなすのは大変じゃないですか。
プロでこれからやっていく上で、チームでぼくみたいにいろんなポジションができる人がいたら、便利だと思うんです。
そういった意味でもいい経験ですし、どんどんやっていきたいですね。
ーーサイドバックへのこだわりはなかったんですか。
大学までは「おれはサイドバックだ!」なんて思っていましたけど、ユーティリティプレイヤーであれば、サッカー人生を長くすることもできますし、チームに1人でもそう選手がいれば貴重な存在になれると思っています。
ーー前線にいることも多くなりましたが、ゴールへの貪欲さは芽生えてきましたか。
そこがまだまだだと思っている部分ですね。もちろん自分が狙える時は狙いますけど、自分がどうしても決めなきゃというわけではなく、あくまで確率的にパスがいいのか、シュートがいいのか、やっている中で最善策を選んでいる感じです。
どうしても自分がというような強い貪欲さはまだないですね。
ーー原田選手は、試合中も表情があんまり変わらないですよね。
高校の時とかは、感情出しまくりでした。ダメなんですけど、相手とか審判にもいろいろ言ってたと思います。
でも自分のリズムも崩してしまうだけっていうのもあるので、感情の波も大きすぎるといけないので、ポーカーフェイスであることを意識しています。
でもまだ完璧じゃなくて感情出ちゃうことがあって、それがこの前の試合で出てしまってカードもらってしまいました。汗
抑えられなかったですね。。。
一人が大好きな私生活。
ガラッと話題を変え、サッカー以外の部分を聞くと、試合などで見るハードな動きとは異なり、一人が好きで、あまり外に積極的に出ていくことはないというタイプのようです。
ーー今治の生活はすっかり慣れましたか。
そうですね。大学3年からは一人暮らしでしたし、そんなに出かけたりもしないのでどこでも慣れるかなと思います。
ーーどんな料理作るんですか。
いやいやもうめっちゃ普通のものですよ。凝ったものとか作れないので、クックパッドとかを見ながら料理してます。
ーーじゃあよくスーパーに出没するんですね。
そうです。よく行くとこでいうと、温泉と、スーパーと、ドンキくらいで終わりですね。笑
ーー外食とか、カフェに行くとかはないんですか。
ほとんどないですね。一人がめちゃくちゃ楽で好きなんですよ。人といると気を使っちゃうので、なかなか自分から誘うとかはしないです。
ーーじゃあオフの日も家にいることが多いですか。
一般的な流れは、朝から温泉行って、午前中に家の用事とかを済ませて、あとはゆっくり家で読書したり、テレビとか映画見てっていう感じですね。
ーーオンとオフでスイッチが切り替わるんですね。
昔っからそうなんですよね。オフはのんびり一人で過ごしてます。
ーー漫画もお好きなんですよね。
最近は活字の本なんかも読んでます。だいたい自己啓発本ですけど。
ーーグミを食べながらですか?
そうです。高校のときからず〜っとグミ食べてますね。
あと、最近はクッキーとチョコの合わさったやつが好きですね。アルフォートか、たけのこの里とか。
ーー意外にもお菓子好きなんですね。
ですね。甘いものとかは、いっぱい食べれないんですけど。ひと口だけで満足しちゃいますね。多かったら何日かに分けて食べたりします。
だからカフェとかも苦手なのかもしれないですね。
調子が上がってきてシーズン終盤へ
優勝を目指して走り続けるシーズン。昇格だけではなく、まだ可能性がある限り王者Hondaを追い続けます。
ーーまだまだ可能性としては優勝のチャンスがあります。
もちろん可能性がある限り、優勝は狙っていますしそれを目指してプレーしています。
ーーいまの時期は疲労感とかは出てくるんですか。
ぼくは昔からシーズンの途中から調子が上がってくるタイプなので、ここ最近の調子はすごくいいです。
ーー期待していいということですか。
自分たちのやれることをしっかりやって、残りの試合をしっかり勝ち続けるということしかないですね。
ーーまたゴールが見れるということですね。
そうですね。
ーー夢スタに来ているファンの人たちの存在は。
暑い中でも雨の中でも見に来てくれるっていうのは本当にありがたいですし、もっと自分も頑張らないとって思うし、いいプレイを見せたいと思っています。
FC今治の選手にも多く存在する、「静かに、青く燃える炎」タイプでもある原田選手。
名だたるベテラン勢がいる中でもスタメンを確保し、走り続けていることを「最低ライン」だと表現し、さらなる高みを目指して日々トレーニングに励んでいます。
どのポジションでもプレイ可能な原田選手はもはやFC今治には欠かせない存在になりました。
まだまだ発展途上の23歳の挑戦から目が離せません。