昇格への正念場!勝てない10月を経て残り5試合。FC今治は笑顔を届けることができたのか。
勝てない10月を経て、正念場の11月へ突入!
突然ですが、みなさんは以前に元サッカー日本代表の本田圭佑選手の話した「ケチャップ理論」というものはご存知でしょうか。
元オランダ代表のエースストライカー、ファンニステルローイ選手が当時の後輩ストライカーに送った言葉だと言われています。
「ゴールというのはケチャップのようなもので、出ないときは出ないけど、出るときはドバドバ出る」
ということのようです。
何の話かというと、今日のFC今治の試合の話がそういうことだったんですというお話です。
随分とまわりくどいスタートになりました。
タイトルにあるようにFC今治は、10月の4試合では勝利をあげれれず、5試合未勝利という状態で最後の正念場残り5試合という状況で迎えたホーム戦でした。
流経大ドラゴンズ龍ヶ崎を迎え、昇格に向けて大事な一戦がスタートしました。
観客は大入りの3,921名。
4,000名に壁があるのかはわかりませんが、昇格がかかるこの時期に少しずつ来場者も増加傾向のようです。
この日はMEBACマッチデー。
スタメンもホーム戦では久しぶりの出場、玉城選手が名を連ね、3バックの布陣で試合が開始されます。
試合前には、FC今治の勝利の女神の呼び声が高いLeolaさんも「行くぞJ」の応援。
負けるわけにはいかなくなりました。
前半開始早々、相手がまだ温まっていない時間帯で攻勢を仕掛けます。
この日は左サイドで起用された背番号3番DF駒野 友一(コマノ ユウイチ)選手<アビスパ福岡>からチャンスが生まれます。
前半5分。
このボールを背番号22番MF上原 拓郎(ウエハラ タクロウ)選手<ロアッソ熊本>が収め、
決めたのはこの男。
ゴールシーンが捉えられなかったので、この微笑み姿を。
先制点を奪ったのは、背番号9番MF玉城峻吾選手
ゴール後は喜びを爆発。
ハイジャンプでガッツポーズ。(ピント問題)
その後、他の選手も駆け寄ってきますが、
もみくちゃ。
いいんです。喜んでいいんです。
先制点にはこの日1日広報部長として来場していたLeolaさんも大喜び。実はタオルぶん回しをしてくれていました。
先制点を奪った後にも、さらに攻勢を続けます。
セットプレーにはこの日ヘディングの強い選手が多く週出場していたこともあり、作戦会議。
すると後半22分。セットプレーの空中戦から、
背番号13番FW内村 圭宏(ウチムラ ヨシヒロ)選手<北海道コンサドーレ札幌>が頭で合わせ、追加点を獲得。
前半のうちの追加点に少し安堵の空気もありましたが、まだまだ手は緩めません。
迎えた後半24分。
先制点の玉城選手から受けたボールを左足一閃。
背番号22番MF上原 拓郎(ウエハラ タクロウ)選手<ロアッソ熊本>がゴール左隅に叩き込みました。
ミドルシュートは捉えきれないことが多いので、すごく残念でした。。。
前半だけでシュートは4本。そのうち得点が3点。
精度の高いフィニッシュがこの日は見られました。
ハーフタイムではJOY POPのみなさんが会場を盛り上げてくれました。
後半になると、スキこそ多くないものの、ワンタッチでパスで高いする局面が多く見られるように。
背番号28番DF原田 亘(ハラダワタル)選手<日本体育大学>もなんども攻撃参加でチャンスを演出。
まだFWとして得点がない背番号14番FW桑島良汰選手もフラストレーションがたまる展開。
そうして迎えた後半15分。
セットプレーを蹴るのは3点目を決めた上原選手。
そのキックを、
背番号29番FW飯泉涼矢選手が頭でゴールに叩き込みます。
こちらの久しぶりのゴールで喜びが爆発。
DFとして出場しながらの得点は初めてでひとしおのはずです。
まだ後半の攻撃は続き、最後を締めくくるのは、背番号28番DF原田 亘(ハラダワタル)選手<日本体育大学>
こちらもゴールシーンはゲットならず。
5得点と攻撃陣が爆発。
久しぶりの大量得点、今シーズンでは初の5得点となりました。
昇格へ後がない試合ということもあり、5得点した後も最後までファイトします。
少しお疲れの内村選手。
この日誰よりも悔しがっていた背番号14番FW桑島良汰選手
最後まで冷静に戦局とボール運びに気を配らせた背番号27番MF橋本 英郎(ハシモト ヒデオ)選手<東京ヴェルディ>
ファイナルスコアは5-0。
今まで得点がなかなかあげられずに苦しんでいた姿はどこへやら。
ケチャップドバドバが大事なタイミングでやってきてくれました。
文字通りの大勝で大事な試合で勝ち点を積み上げることができました。
こうなると勝利の舞も絶好調。
この日なんと初のヒーローインタビューだという玉城選手と一緒に。
「みなさんの熱量届いています!もっと熱量をください!」というコメントも。
これが全部のフラッグなんじゃないかというくらい、いいところが詰め込まれた試合だったように思います。
試合後小野監督も、「無失点で終えたことが非常に大事なこと」というように、大量得点に加えて無失点で終えたことが評価される試合だったように思います。
いつの間にか、並ぶ子どもたちもどんどん増えてきており、
もちろん子どもだけではないですが、勝利してこのタッチをあとホーム3戦。
できることを願いたいですね。
残りは4試合。
実はまだ優勝も決定してはいません。5位との勝ち点差も離すことができました。
ホーム戦は来週お含めて残り3試合。どこで昇格を決めるのか。
その瞬間。
歴史的な瞬間の目撃者になるのは、テレビの前では不十分なはずです。
生で、同じ場所でその瞬間を味わいましょう。
なぜなら、ぼくたちが住んでいる今治での出来事なんです。
遠い場所の出来事ではありません。
今治からJクラブが生まれる瞬間は、残り4試合のどこかです。
ぜひその瞬間を逃すことなく、見届けましょう。
次のホーム戦は来週11月10日(日)13時です。
新たな歴史の目撃者に一緒になりましょう。
選手の詳しいインタビューも掲載しております。ぜひこちらも合わせてご覧ください!