FC今治2018シーズン最終戦!悲願の昇格なるか。
人事は尽くせず、天命来ず。
さて、やってまいりました運命の日。
FC今治の2018シーズン最終戦。
勝っても昇格が決まるわけではなく、他会場の結果次第で昇格の成否が決まる試合。
昇格する条件は、
<FC今治が勝ち→ソニー仙台が引き分けか負け=昇格>
<FC今治が引き分け→ソニー仙台が負け=昇格>
このパターンしかありませんでした。
そんな中で迎えたホンダロックSC戦。
他力ではありますが、昇格への可能性が残る試合。
2018シーズン最終戦ということもあり、この日も早い時間から多くの人で賑わっていました。
内容も盛りだくさん。
でっかいビジョンでゲームができるとあっては、子供たちも大行列。
あれれ??
この日はありがとうサービスマッチデーということもあり、俺のフレンチやスペイン料理も出店。
年に数回しか登場しないという今治YEGの水軍鍋があったり。
いつものスタジアムグルメもいっぱい。
かわいい雑貨の販売や、
おでかけじどうかんの出店。
少し変わったところでは、いまばり自然塾さんがどんぐりを使った遊びを。
これめっちゃ楽しそうでしたね。
その他にも、初出店のリュクスドールさんのワークショップ。
前回も展示していた、今治北高校大三島分校の写真展もありました。
こちらの会場は、いつも試合前1時間くらいになると、選手たちがファンと触れ合ったりしてます。
そんな中でこの一枚。
素敵すぎる。
そして試合前のピッチでは、1日広報部長のお笑い芸人バンビーノのお二人と、次長課長の河本さんが応援にかけつけ、エールを送ってくれました。
バンビーノさんは、対戦相手を食うという意味で、あの噂の「ニーブラ」を披露してくれたのですが、、、
どんどん後ろに下がり、、、、
お互いピッチの隅っこからの「ダンソンッ♪」のスタート。
全然捕まえれないんじゃないかと思いきや、
鹿ダッシュ。
その甲斐あって無事に、
ニーブラです。ついでにボールまで蹴っちゃってます。
そしてこの顔。
この顔です。
してやったり。
試合もこうなればいいなという思いでしたね。
さて、あまり試合内容に行きたくはないですが、そろそろ参りましょうか。
負けは絶対にゆるされない試合。
今日は会場が「必昇」の文字を掲げ、青で埋め尽くします。
このパワーを受け取った選手の活躍、さらには相手チームの結果をなんとかしたい。という思いでかかげた方も多くいたんじゃないでしょうか。
この日もいつものイレブンが顔を揃えます。
会場も満員御礼の4,805名。
舞台は整いました。
が、しかし。
開始早々の前半3分。
ホンダロックSCに先制点を許す苦しい展開となります。
やはりどこかプレッシャーのようなものが重くのしかかったのでしょうか。
チャンスは作るも、シュートは前半わずか3本。ホンダロックの4本に対し、珍しくシュート数でも劣る展開から入ります。
キーパーとの一対一も、ゴールポストのわずかに右。
追いつくことなく前半を折り返します。
迎えた後半。
少しずつ動きがよくなってきます。
シュート数も後半はFC今治7本に対し、ホンダロックSCは1本。
終始攻め込んでいました。
そんな中迎えた後半11分。
やってくれました。
背番号24番MF三田尚希選手。
ゴール隅を狙ったシュートは見事ゴールネットを揺らし、同点弾。
得点後は喜びをあらわに。
もちろん観客も盛り上がります。
タオルがまわるまわる。
さて、ここから反撃!!
一気に攻め立てます。
後半途中で退いたものの、チャンスを演出した背番号10番FW桑島良汰選手。
最後はずっと前線で攻撃を牽引した背番号18番DF小野田将人選手。
最後はなんどもゴール前に顔を出し、気迫をむき出しにした背番号25番MF楠美圭史選手。
素早い動き出しと、正確なシュートでゴールに迫った背番号19番FW有間潤選手。
後半途中出場し、守備では安定感を、攻撃では高い打点でゴールに迫った背番号6番DF中野圭選手。
セットプレーから正確な右足でボールを供給した背番号8番MF上村岬選手。
最後は前線でシュートを2本も放った背番号22番DF宮本和輝選手。
体を張って前線の起点となりチャンスを演出した背番号29番FW飯泉涼矢選手。
この日も後ろでの安定感に加え、空中戦で存在感を放った背番号2番DF太田康介選手。
縦横無尽にピッチを駆け回り、チームの心臓として機能した背番号13番MF玉城峻吾選手。
岡田オーナーも心配そうに戦況を見つめるも、追加点は奪えず。
ファイナルスコアは1-1のドロー。
他会場ではソニー仙台が勝利したため、FC今治の2018シーズンの昇格はなくなりました。
つまり、J3昇格は来季以降へ持ち越しとなりました。
試合後岡田オーナーは、「約束を果たせなくて本当に申し訳なく思っています。全責任は私にあります。」と試合後語り、また「FC今治は立ち止まるわけにはいかない。長い歴史の中で、こんな苦しい1年があったと思えるような1年にしないといけない。」と深々と頭を下げました。
誰が悪いわけでもない。
あと一歩、何かが足りなかった。
その何かを見つける来シーズンになるかと思います。
今シーズン途中からチームを指揮した工藤監督。
いろんな思いを背負った中での指揮。
本当にお疲れさまでした。
いつもパワーを送り、誰よりも大きな声を上げる小さなサポーターのみなさん。
ありがとうございました。
ゲームフラッグをはじめ、選手たちの目に止まる、わかりやすい応援グッズを掲げるみなさんありがとうございました。
苦しい表情で歩く選手たち。ありがとうございました。
2018シーズンもみとん今治を通じていろんな情報を受け取っていただいたみなさん、本当にありがとうございました。
J3へ昇格しようがしまいが、これからも応援はさせていただきますし、より一層いい情報をお届けできるようにこれからも取材を続けていきます。
個人的には、J3への昇格を逃したところで、直ちにファンが減るなんてのはないと思っています。
上がろうが上がらまいが、おらが町のチームであるFC今治の存在は今やなくてはならないものになってきています。
ただ、試合後の選手たちの表情、スタッフさんの表情などからその苦悩を推し量ると、やっぱり上がったほうが全てにおいてよかったのかなと思ったりもして、複雑な感情になります。
みとん今治としてのスタンスは、あくまで一過性の人気や過熱を取り上げるものではなく、選手個人個人にファンがつき、今治というまち全体で盛り上げることのできるそんな情報発信をしてきました。
これからもそのつもりです。
大手メディアのように岡田オーナーを取り上げることはほとんどありませんが、このチームの可能性、地域への貢献等を考えると、これまでも、これからも応援せずにはいられないと思っています。
今シーズンはさらに、選手名鑑も発行させていただきました。
いろんな形で、もっと地域に愛されるクラブになることを心から願っています。
選手、コーチ、チームスタッフのみなさんにとっては非常につらい1週間となると思いますが、岡田オーナーの言葉にあったように、ここで止まるわけにはいかないと思います。
自分たちでできること、何か価値を生み出せるものを考え、来シーズンに向けたスタートにしたいと思っています。
今シーズンは、会場で選手名鑑を販売させていただいて、皆様から直接多くの声をいただきました。
「いつも記事見てるよ」とか、「あの記事よかったね」「いつも楽しみにしてます」などなど。
また、選手の親族の方からも直接ご連絡いただきました。本当にありがとうございました。
そういった声が今までも、そしてこれからもぼくたちの活動を後押ししてくれます。
全部で現在650冊ほどの販売だと思います。
もっと多くの方にお届けしたかったですが、来年あるかどうかはわかんないですが、来年以降の課題とさせていただければと思います。
FC今治のファン・サポーターの方々は本当に温かい人ばかりです。
その温度を下げることなく、これから発表されるであろうお別れしなきゃいけない選手、また新たに加入してくる選手たちの後押しができればと思っております。
「また今治に戻ってきたいな」「また夢スタで応援したいな」
みんながそう思ってもらえる雰囲気作りを、まち全体でできればこれほど幸せなことはないかと思います。
結果は本当に本当に残念でしたが、今シーズンもFC今治に関するみとん今治の記事をご覧いただき、本当にありがとうございました。(まだもう少しあると思いますが)
また来シーズンも、しつこく応援、取材もさせていただこうと思っています。
ぜひこれからもどうぞよろしくお願いします。
2019シーズンこそ昇格を!!!