FC今治最終決戦第二弾!勝てば昇格の可能性も、一転自力昇格消滅へ。

いよいよあと2つ。昇格を実現できるか。

ついに最終局面になってきました。

FC今治の2018シーズンも残すところあと2試合。

今日の試合で勝つことができて、さらに他チームとの条件次第で昇格が決まる重要な一戦。

決して気をぬくことが許されない、セカンドシーズンの後半戦を6連勝という結果でここまできました。

しかし、この2試合を落とすとそれまで結果が無に帰すという状況。

命運を握るあと2試合の1つ。

アウェイ戦が滋賀県甲賀市でMIOびわこ滋賀と対戦しました。

長いシーズンを通して初のアウェイ戦まで足を運んで取材してきました。

舞台は甲賀市陸上競技場。

見事な秋晴れで、MIOびわこ滋賀もホーム最終戦ということもあり、会場には多くの人が駆けつけていました。

隣には子どもたちが遊べる公園もあり、老若男女スタジアムでサッカーを楽しんでいました。

そしてこの日はなんといっても今治からのサポーターがホームであるMIOびわこ滋賀に負けないくらいの人数が甲賀市まで足を運んでいました。

ゲームフラッグも全選手完成したとのことで、準備も万端。

各社メディアも多く駆けつけていました。

そんな中で迎えたセカンドシーズン第14節。

今治にとって歴史的な日になるかもしれないこの日。

滋賀までその瞬間を共有しに来たサポーターのみなさんに勝利を届けられたのか。

さあ試合に参りましょう。

 


「試合前に特別に変わった雰囲気はなかった」と小野田選手が話していたものの、キックオフからなかなか攻められない展開が続きます。

試合が始まるとこの連勝中に見られた躍動感は見ることができず。

苦しい展開が続きます。

試合後、ゲームキャプテンの上村岬選手は、「自分たちでは見えないプレッシャーなのかなんなのか、この試合の勝利以外のものに気持ちが取られていたのかもしれない」と分析していました。

外から見ても、何か違う雰囲気を感じ取る人も多かったようです。

これまで連勝中は先制点を奪って一気に攻め込んだ試合展開から一転、逆に先制を許します。

前半35分。MIOびわこ滋賀の坂本選手に先制点を献上してしまいます。

先制されてスイッチが入るかと思いきや、それでもエンジンが強くかかることはなく、前半を0−1で折り返します。

得点王を争う背番号19番FW有間潤選手。何度もゴール前に攻め込みますが、決定的な場面は作れず。

髪色が黒くなり、豊富な運動量で前に後ろに躍動する背番号13番MF玉城峻吾選手

中盤の底で試合をコントロールするとともに、積極的に前線へと攻撃参加をした背番号25番MF楠美圭史選手。

シュートは前半でわずか4本。攻めあぐていた結果がここにも表れています。

ちなみに、滋賀のシュート数は前半2本。後半1本。と合計3本。

決定率の違いが大きく現れた結果となりました。

「ハーフタイムも連勝中の時よりも静かで、ビハインドが久しぶりだったということもあり、最近はなかった雰囲気だった」(上村選手)と話すように、逆転を狙って入った後半もなかなかうまく攻撃が噛み合いません。

 

そして迎えた後半27分。

反撃をするために攻撃的な選手を投入した直後に追加点を奪われます。

これで0−2。

下を向きそうになる気持ちを抑えて、前を向きます。

あくまで勝利を目指して、逆転を目指して投入された背番号39番FW向井章人選手

積極的な仕掛けで相手DF陣を困惑させるも、ゴールには結びつかず。

後半開始から途中出場した背番号11番FW佐保昂兵衛選手

抜け出してシュートを放つも、こちらもゴールネットは揺らせず。

何度も右サイドで突破した背番号24番MF三田尚希選手

シュートを放つも枠を捉えきれず。

攻守に存在感を示した背番号27番MF山田貴文選手

後半途中出場した背番号30番MF小野祐輔選手もチャンスを生み出します。

この日もゲームキャプテンを務めた背番号8番MF上村岬選手も、正確な右足でセットプレーからチャンスを作りました。

そしてFC今治がようやく、ようやく反撃の狼煙を上げたのは後半39分。

背番号18番DF小野田将人選手のヘディングゴールで1点を返します。

ゴールを喜んでいる時間もなく、すぐにボールを拾い上げます。

残り時間は、DFの選手たちも何度もヘディングでゴールに迫りました。

高く強い空中戦。

相手も体を張って守ります。

最後の最後には向井選手がゴール近くのこの位置でフリーキックを獲得。

ただこの攻撃も実ることなく、ファイナルスコア1−2で試合終了となりました。

なんと。

敗戦です。

昇格条件から今日決まるかもしれないと思われたその日。

逆に年間順位4位以内を争うソニー仙台が勝利を収めたため、順位が入れ替わり、FC今治は昇格圏外の5位に転落しました。

一転、自力昇格が消滅した形になります。

FC今治の勝ち点は48

ソニー仙台の勝ち点は49

どちらも残り1試合。

勝ち点差は1

つまり、次の最終節の昇格条件は、まず「勝つこと」それに加え、「ソニー仙台が引き分け以下」で昇格が決定します。

つまり、自力での昇格の道は断たれており、相手チームの結果次第となります。

それほど接戦での昇格争いだったということ、負けが許されない状態だったということです。

ただ、選手たちはこれで終わったというわけにはいけません。

先週の満員御礼のホーム戦に続く、大事なホーム最終戦です。

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まだ可能性はゼロではありません。

他会場の結果も気になりますが、何よりもただ勝つこと。

満員の夢スタに駆けつけたお客さんの心を掴むこと。

それが全てです。

試合後にお話を聞いた、工藤監督、上村選手、小野田選手3名とも口をそろえたのは、「遠いこの場所にまで来ていただいてすごく嬉しかった。けど、みなさんの期待に応えることができなくて残念だ」ということでした。

泣いても笑っても次の試合が2018シーズンの最後です。

このメンバーで、この今治で、このファン・サポーターで作る空間は次週の11月18日が最後になります。

とにかく勝つだけ。

下を向いている時間はないようです。

可能性がある限り、勝って結果を待ちます。

上村選手は、「とにかく最終戦は勝って、あとは神様が見てくれていると思ってやるしかない。」と話してくれました。

ぼくたちにできることは、とにかくホームを最高の雰囲気で選手たちを迎え、応援で勝利への後押しをすること。

そして、最後は祈ることです。

次週11月18日(日)は2018シーズンの最終戦です。

ぜひ最高の雰囲気の夢スタを作り、選手たちを後押ししましょう。

残念だけど!とにかく次の日曜日!

悔しい!!!

悔しかった!!

 

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とにかく最終節は勝つ!そして祈る!

11月18日は夢スタへ!!

FC今治HP

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