創業80年の歴史が刻む確かな技術力。こだわりの家具は高橋木工。
その歴史はなんと80年。老舗家具屋の高橋木工。
今回は、創業80年という歴史を持つ「高橋木工」さんを取材させていただきました。
創業は昭和10年。
今のオーナーである、高橋さんのおじいさんからその歴史は受け継がれています。
創業時は、主に木から作られていた、学校の机と椅子の製造を行っていました。
その後は時代に合わせて、婚礼家具の製造、今はオーダーメイド家具の製造といったように、時代とともに変化しています。
こちらでは現在、備え付けの家具や、オーダーメイド家具の製造や販売を行っています。
オーダーメイド家具の製造は、お客様から頼まれたものは、なんでも作っているそうです。
例えば、お客様からの要望が多いという食器棚。
ここに電子レンジを置きたい!という願望や、部屋に合わせた大きさ、食器の多さに合わせた収納、色のこだわりなど、様々な願望を叶えた家具を作ってくれるそうです。
また、テレビ台の要望も多いそうで、各家庭のテレビに合わせたサイズのものを制作しています。
一例はこちら。
デザインも素敵で、家に人を招き、家具を見てもらいたくなりますね。
家具は長く使うものだからこそ、こだわりたいですよね。
細かなご要望でも高橋木工は解決してくれます。
あと、新築で住宅を立てる際も多くの依頼が入るそうです。住宅に合わせた製品をつくってくれるので、地元の住宅メーカーにはかかせない存在になっています。
しかし、大型家具店などがたくさんある時代にオーダーメイド家具は選ばれるのかは少し疑問に思いました。
実際にお話を聞いてみると、「既製品に疲れ、木のぬくもりを求めたい」という思いや、「長く使うものだからこだわったものを使いたい」という思いがあるために、既製品ではなく、オーダー品を好む方がいらっしゃるとのことでした。
また、高橋木工のこだわりは塗装のきれいさ。塗装は家具職人の腕の見せ所で、塗装のせいで逆に家具が台無しになることも。
機械化を積極的に行っていたとしても、塗装は感覚だから人の手が必要だと話していただきました。
一方、オーダーメイドの家具だけでなく、このような面白いものの製造も行っています。
こちらは「Yosegi スツール」という、いわゆるイスです。
もちろんただのイスではなく、2個のイスを組み合わせて1個のイスとしても、分解して2個としても、利用できるようになっています。
こちらを作るには、たいへん高い技術力が必要になってくるそうで、少しのズレも許されない設計となっています。
設計時には、ブランド側が日本全国に制作の依頼をされたそうですが、実現できない会社が多かったそうですが、高橋木工では、このYosegi スツールの制作を実現しました。
今治の木工所が、世界で認められた商品を制作していることは案外知られていませんが、それだけの技術力を持つ会社だということです。
最後に、工場の中を少し見学させていただきました。
機械化を積極的に進めていることもあり、たくさんの機械がありました。
こちらは、三次元加工やレーザー加工を実現化する、大きな機械です。この機械により、複雑な特殊加工や立体加工が行えるそうです。
一方、家具職人の腕の見せ所である、塗装を行う場所はこちらです。なにやら神聖な雰囲気を感じられました。
先ほど紹介した、「Yosegi スツール」も発見しました!
素人目でも、作るのはとても難しそうです。
高橋さんは、お客様からの様々なオーダーに対しても「難しそうだけどやってやるぞ!」というチャレンジ精神がわくそうです。まさに家具職人。
その挑戦は、確かな技術力を持ち合わせている、高橋木工だからできることなのでしょう。
いろんな家具を検討してるけど、何かしっくりこない人や、職人技のものを長く使いたい人、オーダーで家具を探している人などは、ぜひお気軽にお問い合わせください。
地元で解決する会社が見つかるはずです。
高橋木工
今治市別名526-1
0898-32-6468
10:00~19:00
定休日:木曜日