猪からスープ!?大三島にある猪骨ラーメン屋さんに行ってきた。
地元のイノシシから出汁をとるラーメン屋さん。
イノシシで??
という疑問もあるかと思いますが、ヨーロッパの料理ではイノシシやシカなどのジビエを料理として提供することが多くあります。
日本でもジビエ料理が最近になりまた注目されつつあります。
そんな中で、そのイノシシから出汁をとったラーメン屋さんが大三島にあるんです。
大三島の大山祇神社のすぐ近く。入り口から歩いてすぐのところにインパクトのある文字が。
外から、イノシシの「BOARS」の文字が。
2018年の4月にオープンし、1年以上経過して初めていくことができました。
東京でサラリーマンをしていたオーナーさんが、大三島にやってきて、「大三島イノシシ活用隊」に所属し、猟師になることからスタート。
その後、ジビエの活用で、いつまでも捨てられていた骨に注目し、そこからダシをとることで、活用して美味しいラーメンにしてしまおうということで始まり、昨年オープンしました。
店内にはイノシシにまつわる本はもちろん、どのようにその原材料が手に入っているかも紹介されています。
スラッグ弾というものも飾られています。
メニュー表の一番目には、ラーメンの想いを。
実はここ大三島のイノシシ活用隊の処理するジビエは、丁寧な処理で評判もよく、首都圏などからのフレンチレストランなどからの引き合いも多くあるようなしっかりした精肉処理を行っています。
大三島のイノシシは、「日本猪祭り」において2017年にはグランプリ、2018年には準グランプリを受賞し、イノシシの質は非常に高い評価をえています。
その骨を使ったスープは、塩、醤油、味噌の3種類。
猪骨ラーメン専門店なので、メニューはほとんどこれだけ。
お持ち帰りもあったり、通販でも販売されております。
チャーシュー丼もあったんですが、お腹もそこそこ満ち足りてたので、今回はラーメンのみ。
3種類の中ですごく迷ってしまうんですが、今回は、醤油(800円)を選択。
上に白髪ねぎ。極太メンマに、チャーシューは少し小さめのものを何枚も。
いい香りが写真でも伝わるんじゃないでしょうか。
国産小麦を使った麺が猪骨スープの中に馴染んでいます。
食べてみると、イノシシと聞いてイメージされるような臭みなどはなく、完全に美味しいラーメン。
ボリュームも十分、食べ応えのあるイノシシスープを楽しむことができました。
猪骨ラーメンと聞くと、ジビエと聞くとイメージがよくない方もいらっしゃるかと思いますが、オーナーさん自ら狩猟し、さらには丁寧な処理で有名な地元大三島の団体で取り扱うジビエということもあり、イメージとは違った、苦手意識を払拭されるラーメンになっていると思います。
ここ最近は週末になると大三島は多くの人で賑わいますが、ぜひ旧市内に住む人も、多くの特徴のお店が軒を連ねる大三島に足を運んでみてはいかがでしょうか。
ぜひ新たなジビエ料理をお楽しみください。
猪骨ラーメン
今治市大三島町宮浦5516
0897-72-8780
12:00~14:00
17:00~19:00
定休日:月・火曜(祝日の場合は変更あり)