宇宙学校・いまばりが開催されました。
昨年、小学生親子を対象とした、海に関する科学技術を楽しく・わかりやすく学ぶ体験型科学イベントが吹揚小学校で「小学生のための海の王国」 として行われました。
今回は空を飛び出し宇宙のイベントとしてグリーンピア玉川で1月19日(土)に「宇宙学校」が行われました。
毎年全国各地で開催している「宇宙学校」です。
「宇宙学校」は、子供たちに宇宙科学に対する理解を深めてもらうことを目的として、JAXA宇宙科学研究所の研究者が、親しみやすい授業形式でそれぞれの研究分野をわかりやすく説明し、開催されています。
今年度最後にグリーンピア玉川で、今治自然科学教室・今治市主任児童委員部会さんがJAXAに働きかけ開催に至ったようです。
「宇宙学校」は、少し変わっていて、講師が最初に一人あたり15分程度、得意な分野の宇宙の話をして、子どもたちの質問のきっかけを作り、続く45分程度を質問とそれに対する解答や解説にあてます。
今回の講師の方は、太陽系科学研究系 助教 山﨑 敦氏、はやぶさ2プロジェクト 研究員 細田 聡史氏の2名でした。
「宇宙船はやぶさ2 ~ただいま小惑星探査中!~」
JAXA 宇宙科学研究所
はやぶさ2プロジェクト 研究員 細田 聡史 (ほそだ さとし)氏
イオンエンジン担当者で「はやぶさ2」がどのとうにして小惑星にたどり着、どのようにして星を調べているか等をわかりやすくご紹介しました。
「紫外線観測で拓く惑星探査 ~あかつき・ひさきの最新結果~」
JAXA 宇宙科学研究所
太陽系科学研究系 助教 山﨑 敦 (やまざき あつし)氏
紫外線で星を見てみるとどのように見えるか、可視光線では見ることができない事が見えることについてわかりやすくご紹介しました。
JAXAが発表している長期ビジョン「JAXA2025」でも、2025年頃には日本独自の月面基地を設置するという構想を出しています。実現すると良いですね。
今回参加されていたのは、今治自然科学教室に参加されている方がほとんどのようでした。せっかくこういう機会があるのでしたら沢山の方に参加してほしいですね。
JAXA 宇宙科学研究所
URL:http://www.isas.jaxa.jp/