しまなみアースランドで盲導犬ふれあい広場
今治おやこ劇場主催で、5月9日(土)に初めてしまなみアースランド・今治自然塾での「盲導犬ふれあい広場」が開催されました。日本盲導犬協会は、昨年創立50周年を迎えたそうです。しかし、盲導犬に対して理解がまだまだのようです。その為、PR犬と一緒に広報活動をしているようです。
PRの一つとして、盲導犬チャリティグッズ(Tシャツやバックなど)の販売を行っています。
今回、今治に来られたのは、日本盲導犬協会・島根あさひ訓練センターの「黒田」さんと盲導犬PR犬「ヒカ(ラブラドール・レトリーバー)」です。盲導犬の訓練センターは、西日本では島根県しかないそうです。
皆さんは、盲導犬についてどのくらい知っていますか?
日本では、現在941頭の盲導犬が働いています。全国には約38万人の目の見えない、見えにくい方がいて、盲導犬を使用したいと希望されている方は、3,000人以上いるといわれているそうです。今治市にも2頭盲導犬が働いているそうです。中々見かけないですね。
盲導犬についての説明の後、盲導犬の体験をしました。
盲導犬が体につけている胴輪をハーネスといいます。ハーネスを付けていると仕事中です。仕事中は、触ったりえさをあげたりしては行けないそうです。
ハーネスの種類は2種類あるそうです。U字型ハンドルとバーハンドルの2種類です。今回は、バーハンドルが付けられていました。
盲導犬の仕事は?
(1)曲がり角を教える(左を向いて止まる)
(2)段差を教える(手前で止まる)
(3)障害物を教える(よける)
の3つの基本的仕事を組み合わせて誘導します。
盲導犬はカーナビのように目的地まで連れて行ってくれると思う人もいらっしゃいますが、盲導犬に「コンビニまで」と言っても連れて行ってはくれません。盲導犬ユーザーは頭の中で目的地までの地図を描きながら盲導犬に指示を出します。
また、盲導犬は、信号を理解してはいません。ただ、段差があるため止まっているだけだそうです。もし、見かけたらお声がけしてあげてください。
盲導犬は、基本左側を歩くように訓練されています。
道路交通法や身体障害者補助犬法という法律でも認められていて、目の不自由な人と一緒に電車やバスに乗ったり、お店などに入ることができます。でも、まだ理解されていなく断られる事があるそうです。
盲導犬育成費用の約90%が寄付や募金で支えているそうです。税制上の優遇措置を受けることが出来ますので、寄付や「ラブラドール募金箱」を見かけたら募金をお願いします。
今回、初めてでしたが、沢山の方が来られていました。今後も知ってい貰うために定期的に行えると良いですね。全国の訓練センターでも見学会を行っているようです。機会がありましたら参加してください。
公益財団法人日本盲導犬協会 [島根あさひ訓練センター (愛称:パピネス)]
住所:〒697-0426 島根県浜田市旭町丸原155-15
TEL:0855-45-8311
FAX:0855-45-1139