泥臭くてもただ前へ。背番号11番FW佐保昂兵衛選手。
泥臭くても、ただ前へ。気持ちから全力で。
W杯開催記念、FC今治選手紹介全力取材企画が始まります。
その第1弾は、背番号11番FW佐保昂兵衛選手です。
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ぜひお祭りに参加していただき、サッカー熱を盛り上げていきましょう。
初日の今日は佐保選手のご紹介です。本日から毎日、今月いっぱい選手紹介月間です。
ぜひ最後までご覧ください。
前後半で明暗がくっきり分かれた昨シーズン
ーー昨シーズンのチームを振り返っていただけますか。
「チームとして昇格できなかったということが、応援していただいたみなさんに申し訳ないという気持ちしかないですね。それに尽きます。」
ーーそれでは個人としてどんなシーズンでしたか。
「前期はすごくよくて、シーズン半ばくらいから怪我をしちゃって。後期は全然よくなかったです。正直まだまだアマチュアな部分も自分の中に多くあって、怪我も含めて体との向き合い方などが全然ダメでした。」
(※前期15試合中10試合先発出場、後期15試合中先発出場なし。)
(昨シーズン四国中央市での豪雨での決戦で決めたダイビングヘッド。ファンの中でもかなり記憶に残る会場と試合内容でした。)
ーーFWではないポジションでの起用も影響していた?
「正直違和感はありました。初め言われた時に『本当か?』って冗談だと思いましたよ。笑 ただ、それによって調子が良い悪いではなくて、後ろのポジションのやり方とか、その動きや考え方がわかったという点ではすごく役にたったと思います。」
ーー新しいポジションがいい刺激になった。
「そうですね。すごく勉強になる起用だったと思います。先発を外れることも多くありましたけど、いつでもベストを。という気持ちを常に持てるようになったと思います。」
メンタルが整い始めた今シーズン
ーー自分自身の変化などはあったか。
「やっぱりチームを離れた人のことを考えると、自分も明日は我が身じゃないですけど、ここからこのチームで自分がどう生き残れるかということを考えるようになりました。」
ーー具体的にどんな気持ちの変化が?
「先発にこだわるということを必要以上にしなくなりました。もちろん先発がいいんですけど、5分でも10分でも、自分ができるパフォーマンスを最大限にピッチで表現するだけだという感じです。」
ーーなるほど。
「泥臭くやるタイプの選手なので、自分に対してももっとやれよ!って思いますし、出れないことについて何か考えてしまうよりも、出た時にいかにいいパフォーマンス出せるか。今はもうそれだけですね。」
ーー昨年とは大きく変わった?
「そうですね。昨年は全然メンタル的に整ってなかったんですけど、今年はうまくコントロールできているように思います。」
ーープレイ面での変化はありますか?
「まだまだ難しい部分は多いです。動くことと、考えることが別々になっていた時は正直楽しくない時期もあったりしたんですけど、徐々に頭で考えたプレイが自然とできるようになっている部分も出てきていると思います。技術的にとかテクニックと呼ばれる部分はまだまだですね。」
今年めでたく入籍。充実したプライベート。
ーー入籍した(4月中旬)とお伺いしました。おめでとうございます。
「ありがとうございます。無事に。」
ーー何か変わったことってありますか?
「とくに変わんないですね。本当は奥さんの分まで!みたいな感覚になると思うんですけど、それほど強く意気込むことなく、今まで通りって感じです。」
ーー結婚してどうですか。
「やっぱりいつも一緒にいてくれる存在は大きいですね。栄養面をすごく考えてくれて料理もしてくれますし、オフも奥さんと合わせてどっか遠出したりと、楽しくやってます。」
ーー仲のいい選手はいますか。
「ホームパーティー的なのをたまに水谷選手と桑島選手とやったりしてますね。基本的にぼくは家でゆっくりしてるか、ジムに行くかって感じであんまり出歩かないですね。」
ーー自身のストレス解消法などは?
「サッカーしてたら基本的にストレスとか溜まんないですけどね。笑 まあリフレッシュ方法ってなると、ほんとたまに家でしっぽりお酒飲むとかですかね。奥さんにしっかり制限はされてますけど。笑」
ーー街で声かけられることは多くなりましたか。
「嬉しいことに増えましたね。イオンモール今治新都市のスポーツオーソリティでバイトしてるんですけど、そこでもサポーターの方に声をかけてもらうこともありますし、ジムとかでもありますし、この間は松山でも声かけられましたね。」
ーー窮屈ではないですか?(イヂワルな質問)
「それが全然ないですね。逆に見られていると思うことで、しっかりしなきゃと意識を高く保てています。」
とにかく負けず嫌い。気持ちを前へ。
ーー最後にサッカーをする上で心がけていることみたいなのはありますか。
「ん〜(少し悩んで)やっぱり気持ちの部分ですかね。とにかく負けず嫌いなので、何にでも負けたくないんです。なので、泥臭く、とにかく気持ちを前にぶつけていくって感じですね。」
ーーそれが昇格へつながる
「そうですね。目の前の試合を負けたくないという気持ちで挑んでいったら、自ずと上がれると思いますね。」
とにかく気持ちを前面に押し出し、誰の目にもわかるファイター。
技術もメンタルも重要だと言われるスポーツにおいて、メンタル部分で昨シーズンよりも確実に充実していることが窺えました。
終始優しい雰囲気の佐保選手も、ピッチに出るとただがむしゃらに、最高のパフォーマンスを表現してくれます。
今年も彼の活躍から目が離せません。
FC今治
背番号11番FW佐保昂兵衛