世代をまたいだトマトの収穫体験。
初の試みのトマトの収穫体験。
最近は今治でも様々なところで収穫体験などを含めた農業体験が行われています。
それは幼稚園、小学校だったり、就労支援だったり、高齢介護の一環だったりと様々です。
今回は、JAおちいまばりさんが初の試みとして、世代をまたいだ交流を実現する収穫体験を企画したということで、お伺いしてきました。
今回の会場は、中寺の農家さんである本宮さんという方のハウスで開催されました。
どういった内容かというと、JAおちいまばりが運営するデイサービス元気の利用者の方々10名と、今治幼稚園の園児30名が一緒にミニトマトを収穫しようという企画です。
もちろんみんなが初対面なので、初めは交流というものは少ないものの、一緒に収穫を始めると徐々に打ち解けていきます。
まずはJAおちいまばりの武内さんが、ミニトマトの収穫方法を説明し、ハウスへ。
ハウス内にはかなり多くのミニトマトが赤い実をつけており、子供たちもおじいちゃんおばあちゃんたちも、獲っては袋に入れて、移動ということを繰り返していました。
しばらくすると打ち解け始め、子供達はおじいちゃんおばあちゃんと話したり、高いところにあるものは獲ってもらったりと、交流が生まれていきます。
こんな感じです。
ビニール袋にいっぱいにいれる子もいれば、半分くらいで遊び出す子、とにかくいっぱいその場で食べる子、
どうしてもハウス内は多少暑いので、疲れて外で休むおじいちゃんおばあちゃん。
もう遊び場になりますね。
30〜40分ほど楽しむと、ビニールの中のトマトに被害がでる子供や、走り回る子たちも増えてきて、収穫体験は終了。
最後の袋を結ぶところも、子供達には難しいため、おじいちゃんおばあちゃんへお願い。
なかなか子供達の勢いがすごくて終始圧倒されていたデイサービスの利用者の方々も、いい天気だったこともあり、子供たちの笑顔にも癒されたはずです。
今治幼稚園も、イチゴ狩りなどは開催していたそうですが、ミニトマトの収穫体験は実は今回が初めて。
みんなすごく楽しそうに、美味しそうに収穫を体験していました。
終わった後はみんなで写真撮影。
はいチーズ!を、「ミニトマト!」という園児が登場し、掛け声はミニトマトで。
これぞ田舎のあるべき姿というか、のどかな風景ですよね。
このイベントを企画した武内さんも、「世代を超えたイベントはなかなかない中で、小さな子供と触れ合うことで増えている高齢者も笑顔になってもらって、子供たにもいろんな人と触れ合ってほしい。」ということで実現したそうです。
今後も、こうしたイベントは企画していきたいとも話していました。
ただ一つのコミュニティで単独で実施するイベントももちろん有意義だと思いますが、こうして世代を超えて交流できるイベントはまだまだ少なく、今後も増えていけば今治としても盛り上がっていきそうですね。
また、そのツールに農業がなるっていうのも個人的には嬉しく思います。
そしてさらにこの農園では、6月頭に二日間誰でも参加可能な収穫体験も予定しているみたいです。
こちらはさいさいきて屋の主催みたいですが、ぜひ農業体験をお楽しみください。
<ミニトマト収穫体験お問い合わせ先>
さいさいきて屋
今治市中寺279-1
0898-34-1600
<幼稚園・保育所・デイサービス関係者等、収穫体験イベント企画希望の方>
JAおちいまばり 富田営農生活センター
今治市宮ヶ崎甲218
0898-48-8790(担当:武内さんまで)