高校生が芥川賞作家に迫る
『コンビニ人間』で芥川賞受賞・村田 沙耶香氏がゲストとして今治に来られて、市内高校生とのプレゼンが行われました。コーディネーターは、宇佐美 浩子(FMラジオバリバリ)氏が行いました。
11月5日(日)に今治市中央図書館で「高校生が芥川賞作家に迫る」、「コンビニ人間VS○○人間」が行われました。今治西高と今治北高の4グループ9人が村田沙耶香氏の4作品を「○○人間」と名付け、本人の前で魅力をプレゼンテーションした。
最初は、「ギンイロノウタ」を読んで今治西高「欠席部長」チームによる「シェルター人間」です。
2番手は、「殺人出産」を読んで今治北高「文文人間」チームによる「自然死人間」です。
3番手は、「殺人出産」を読んで今治北高「ペラペラ女」チームによる「純粋人間」です。
最後は、「星が吸う水」を読んで今治西高「将棋部」チームによる「性別人間」です。
村田沙耶香氏がそれぞれのプレゼンに対してコメントをされました。
作者の村田沙耶香氏は現在も生活リズムを整えるためにコンビニで週に2~3回アルバイトを続けているという、「異色」の作家です。
『コンビニ人間』で芥川賞受賞・村田沙耶香
1979年生まれ。千葉県出身。小説家。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年、デビュー作『授乳』で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。2009年『ギンイロウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島由紀夫賞受賞。2016年『コンビニ人間』で第155回芥川賞を受賞。主な著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』等。