東北から来た才能あふれるレフティ。三田尚希選手!
才能あふれるレフティ。
FC今治の新加入選手の紹介2人目は、背番号24番MF三田尚希選手(24)。
「ぼく笑顔めっちゃぎこちないんですよ。」
と、シャイボーイの三田選手は写真対応の難しさを吐露していました。
そんなことないですよ。と大声では言えないですかね。笑
ただ、インタビュー中は終始笑顔で、丁寧に受け答えしてくれました。
JFLに所属するラインメール青森というチームで、先にJFLを経験していた三田選手。
FC今治より1年早く全国地域決勝を勝ち上がり、昨年JFLで戦っていました。
その2年前の地域決勝を見に行っていたFC今治スタッフから、実は声をかけてもらっていたということ。
つまりFC今治的には、2年越しの三田選手へのラブコールが実ったことになります。
そんな彼が今治に来た理由は、
「やっぱり将来へのビジョンが魅力的でした。専用スタジアムもなく、青森早くてもJ3に行くのに3年かかってしまいます。年齢的にもできるだけ早くJリーグの舞台に行きたいという気持ちが強かったので、オファーを受けました。」
「青森の人が、『チャレンジしてこい』と言ってくれたことも大きかったです。」
と話す彼は、高校も青森山田高校。サッカーキャリアのスタートも青森と、その技術は東北で育まれました。
なので、今のこの寒い時期に外でボールを使った練習や試合ができることがかなり新鮮で幸せだと話します。
四国で唯一愛媛に来たことがなかったという三田選手。
まだ今治を満喫するまでには至ってないみたいですが、
「今治城とか気になりますね。まだ行けてないですけど。」
という城好きなのか?と思わせるような発言を。
ただ、「一緒にプレイしたことのある人とか全くいないので、ぼくはたぶんまだチームに一番馴染めてないかもしれないです。積極的に誘えるタイプでもないですし。」
と悲しい現状を。
まあ若い選手が多いチームなので、これからどんどん楽しくなるでしょう。
そんな彼に今治の印象を聞くと、
「まだ街のことは全然わからないですけど、青森での試合は、青森ダービーでも観客は1,000人くらいしか入りませんでした。なので、FC今治のホーム戦の映像とか雰囲気をみると、すごい盛り上がりを感じます。」
「街で常に見られているっていう意識は、ぼくにはすごく重要で、みなさんに監視役になってもらうことで、気を抜かずにコツコツ地道にサッカーに集中出来るんです。」
と、市民の目も大歓迎だとのことです。
そんな彼の課題は、ファンサービス。
「愛想よくっていうのがすごく苦手なんですよ。応援してくれるのすごく嬉しいですし、丁寧に対応してるつもりなんですけど、なかなか表情に出ないので苦労してます。」
「片岡選手みたいに神対応できるようになりたいです。」
と、FC今治の神対応人気選手でもある片岡爽選手を例に挙げて話してくれました。
少し片岡選手と顔が似てるんじゃないかと指摘すると、
「いやいや向こうは爽やかイケメンじゃないですか。ぼくは全然ですよ。裏片岡でいきます。笑」
と、謙遜しまくりでした。
三田選手も笑ってる姿はかなりいい笑顔なんですけどね。
それをいっぱい見れるようにみんなで笑かしましょう。
そんな三田選手。実は練習にかなりとまどいを感じているとのこと。
「青森とは真逆と言っていいくらいプレイスタイルが違うんですけど、吉武監督の目指すサッカーが想像以上に頭を使うので、かなり苦戦してます。まだ自分の中に落とし込むという作業で精一杯です。」と、チームの練習の違いにかなりとまどっている様子でした。
ただ、彼はFC今治では数少ないレフティ。
高校時代全国高校選手権大会で優秀選手に選出されたその存在感は欠かせないものになることは間違いありません。
「本当にコツコツやるしかないタイプなので、地道に積み重ねていくしかないです。」と、自身の特徴に合わせて焦らず作り上げていくと語ってくれました。
そんな彼の個人目標は、
「ぼくの目標はJリーガーになることなので、J3はもちろん、J2、J1まで昇っていきます。結果を常に残すことを意識していきます。数字的な部分でいくと、昨年以上の成績です。」
と力を込めて語ってくれました。
昨年の三田選手は、29試合に出場し、6得点。
それ以上の成績をFC今治でも残してくれると約束してくれました。
チームでは中堅の25歳。
昨年はサッカー経験で初めてキャプテンマークを巻いた伸び盛り。
言葉でうまく伝えることができないと話す彼は、プレイで表現します。
地に足をしっかりつけたコツコツ積み重ねる努力家。
彼の左足がピッチで輝く理由はその積み重ねにあります。
小さな背中で見せてくれるその大きな存在感に大注目です。