違いを生み出す黄金の司令塔。小澤司選手!
攻撃に違いを生み出す金髪のファイター。
新加入選手5人目の紹介は、背番号28番MF小澤司選手(28)です。
なんともいい笑顔です。
この選手を知る人はファンの中には多いはず。
彼の前所属先は「鈴鹿アンリミテッドFC」。
つまり、FC今治と全国地域チャンピオンズリーグ決勝でも対戦したチームの中心選手でした。
そんな昨日の敵が今日の味方に。
今治に来るきっかけになった話を聞くと、
「対戦して技術的にすごく高いチームだなという印象はありました。そんなFC今治から一番にオファーがありました。J2の水戸から鈴鹿に行って、すぐに上のステージに上がるイメージだったんですが、昨年上がれず、自分の中でひとつ区切りをつけました。正直年齢的にもひとつでも早く上に行きたいという気持ちでしたので。」
J2という上の舞台も経験している小澤選手。
ただ、話していたのは、「どこにいってもやることは変わらないんですよ。どのカテゴリーでもいいサッカーをするということに変わりはないです。」
と話します。
今治の印象を聞いてみると、
「実はぼくは結構田舎慣れしてるんですよ。なので、海と山にはこんな感じだろうなという感じはありました。土曜日に商店街も歩いたんですけど、シャッターばっかりで閑散としてましたね。この辺はどこも似ているのかなと。」
チームの印象は、
「吉武監督の掲げるサッカーはやってて楽しそうだという印象はありましたが、思っていたよりもちょっと緻密で繊細でしたね。」
「チームはなんかいい感じですよ。実際大学時代の後輩もいますし、入りやすいです。」
そうなんです。
実はFC今治の最大派閥ができております。
筑波大学出身の選手が全部で5名。
その5名を束ねるボスがこの小澤選手。
さらに、FC大阪で桑島良汰選手ともプレイ経験があるということ。
そんな28歳の彼には、リーダーシップにも期待がかかります。
「昔はかなり個の部分の意識が強くて、チーム全体を見れることは少なかったんですが、今はすごく全体を見れるようになりました。仲のいいチームではあると思いますけど、厳しさも確実に必要になってくるので、言わなきゃいけない部分ははっきり発言するつもりです。」
と、若い選手の多いチームに必要な統率力が彼には備わっているみたいです。
本人曰く、
「ぼくすごい真面目なんですよ。」だそうです。
金髪で、印象はかなり派手な感じがしますが、見た目で判断しちゃいけないみたいです。
「まあどっちでもいけるんですけどね。ふざけるし、真面目で。二刀流ですね。」
というプロ野球の大谷選手ばりの発言をしてました。
今治という町で、常に注目されることに関しては
「街全体で応援していただいてるので、もちろん常に見られているという意識はありますが、そこまでぼくは不自由だとは感じませんね。」と、鈴鹿時代はイオンモールに大きな横断幕があった彼は話してくれました。
公式HPによると、趣味は携帯アプリ。
なんだそれって感じでしたが、ただ携帯ゲームが好きだということです。
ちょっと前まではポケモンを、今はサッカーゲームとか遊戯王にはまってるらしいです。
そんな小澤選手。
ニックネームは「つっぴ」。
めっちゃかわいい愛称ですが、これは子供のサポーターたちが呼んでくれてた名前らしいので、子供限定で使用可能だそうです。笑
チーム全体の目標は、「1年でのJ3昇格」ですが、個人の目標を聞いてみると、
「10ゴール10アシストです!」
と即答でした。そしてそれに加え、
「今年は24時間をサッカーに捧げたいと思ってます。その環境がここにはあると思うので。アプリは息抜きということでちょっとしますけどね。笑」
怖い系・いかつい系男子かと思いきや、全然そんなことはない好青年。
人懐っこい笑顔がとても印象的でした。
10ゴール10アシストに加え、筑波大OBのボスとしてのリーダーシップ。
エネルギーが凝縮した小さな体で力強くJ3へ引っ張って行ってくれることを期待しています。
彼のプレイ。言動。その全てが今治の力になることでしょう。