ばりじんNo.17 今治高校会議所を作る黒光くん。
今治の未来を担う高校生!
今回のばりじんは、高校生第2弾!
今治高校会議所の発起人。黒光渓河(くろみつけいが)くんです。
現在今治北高校大三島分校に通う3年生。
以前にご紹介した、高校生未来会議の主催者でもあります。
以前の記事→「新たな試み!高校生未来会議」
彼は高校を卒業後、広島の専門学校に進学します。
地域観光ビジネスコースという、地域振興の道を目指すことになります。
彼のしたいことは2つ。
1、大三島の魅力をもっと発信したい。
2、高校生の選挙への関心と、投票率をあげたい。
だそうです。
大三島の高校に通うようになり、次第にその魅力に惹きつけられ、高校1年生の秋から大山祇神社の参道ボランティアガイドをすることに。
その時に出会った先輩や担任の先生に影響を受け、この参道ボランティアに注力することに。
文献の力だけではなく、地域の人たちから直接聞き取りを行い、参道の魅力はもちろん、大三島という地域の魅力を発信していくうちに、これは自分に合ってるんじゃないかという気持ちになったそうです。
「大学を卒業してすぐということにはならないとは思いますけど、いろんなところで力をつけて、大三島の魅力を高め、発信できる大人になって、大三島に帰ってきたいです。今はこれがいいとかいう職業は具体的にはないんですけど。」
と、自身の未来予想図を話してくれました。
そして彼のやりたいことのもう一つは、高校生の選挙への関心と投票率の向上です。
なんと、このきっかけは「EU離脱の国民投票」。
テレビでの報道を見ると、そもそもEUを知らない人が投票したとか、無関心が招く結果を目の当たりにし、
「なんとなくですけど、このままだと日本がヤバイことになると思ったんですよ。」と。
そして決定的だったのが、愛媛県で行われた高校生未来サミットという選挙啓発のイベントに参加した時。
「母の勧めで行ってみたんですけど、同い年のメンバーがこんなことを考えたりするのかという感じでした。自分にもできることあるんじゃないかと、その頃から強く思うようになりました。」と語ります。
高校生が動き始め、その動きを少しでも拡げていくことで、同性代の気持ちを揺さぶり、結果として大人を巻き込むことを実現したいのだということです。
そんな彼の将来の目標は、「影響力のある人」になること。
「イメージですが、ローカルビジネスにとって、知らない人はいないというくらいの人間になりたいという想いはあります。音楽で言うとインディーズみたいな感じですかね。」
その中で将来的にこの地域に還元できる能力を身につけて最大限に発揮する。
そんな学生生活と社会人生活を送りたいと語ります。
そんな彼が、今一番楽しいことは何かと聞くと、
「親と一緒にいろんな話をしている時が今は一番楽しいですかね。これから離れて一緒にいる時間が減るとなると、今しかそれはできないですから。」
と、まさに模範生のような回答をいただきました。
そんな彼が次に行う高校生向けのイベントは、1月28日(土)。
はーばりーにて「高校生のための選挙啓発」のイベントを行うそうです。
2月に今治市長・市議選挙を控えています。
今治がその方面で先進的な地域になることができれば地域としてまた一歩前に進むことができるかもしれません。
次世代を担うこういう前向きな高校生が今後も増えていくことが求められます。
その中心人物として、黒光くんは道無き道を開拓していきます。
将来が楽しみな存在が今治にもいるんです。
その行く末を楽しんでいきましょう。
黒光渓河