ばりじんNo.29。English House 伊藤惠美子さん。

可能性ときっかけを。

ばりじん29人目のご紹介は、株式会社English House の代表を務めます伊藤惠美子さんのご紹介です。

多くの外国語教師を抱え、県内4店舗の英会話教室を運営するまで至った経緯や、英語にハマったきっかけ、意外な野望などについてお伺いしてきました。

そして、みとんコラムの25日の人としてコラムも書いていただきます。

ぜひ最後までお付き合いください。

英語への目覚め

旧東予市出身の伊藤さん。

中学、高校時代は普通の成績だったと話します。

いかにして英会話のスペシャリストとなったのか。

そのきっかけはなんと映画だったそうです。

「高校から英会話教室に通い始めたんんですけど、それから洋画を見るようになったんです。それで、バックドラフトっていうハリウッド映画のウィリアム・ボールドウィンにハマってしまって。それで、『彼に会ったら英語を話せないと会話できないから、会った時のために英語をうまくなろう』ということで、英語に熱中していきました。」

出典:iwiz-movies.c.yimg.jp

こうして「かっこいい有名人に憧れてその人に会うために頑張る」という、若い頃は誰もが抱く希望をもって英語の道に進みました。

高校時代には、当時東予では唯一だった今治のジオスに通い、英語を勉強。

高校2年生の時にはカリフォルニア州に1ヶ月間の短期留学に行くことができ、大学も大阪の短期大学の英米語科に進学します。

自身の英語への危機感

こうして英語にのめり込み、短大まで進んだ伊藤さんですが、大きな壁にぶちあたります。

それが、発音です。

短大学生時代に留学したカナダで、本物との違いに衝撃を受けます。

「英語は得意だったはずなんですけどね。行ってみると発音が全然ダメで、通じなくて、『これはやばい』と感じました。」と当時を振り返り、

「当時英語を使うとすれば、学校の先生とかCA(キャビンアテンダント)さんなので、その仕事だと問題はなかったと思うんですけど、発音をしっかりしないと大事な部分でのコミュニケーションはできないと思いました。なので、大学ではその後「発音」というものを追求しました。」

と、ここまで発音にこだわり学んだものの、就職先に選んだ先は、「英語を使わない普通のOLさん」。その後今治市役所で臨時職員として働くことになり、愛媛にUターン。

さらには芸能関係の事務所に所属し、モデルの仕事や地方局でのMCなども務めることに。

「若い時はなんでもやれっていう精神でしたから、なんでもとにかくやってみました。」ということでした。

全然英会話の話が出てきませんが、ここからです。

英会話教室を始めるまで

その後、いろんなことを経験したのちに、やはり英語の仕事への想いがふつふつと湧き出てきたこともあり、大手英会話スクールの講師として就職。

社員としていろんな人に英語を教えるうちに、「自分のやりたい教え方ではないな。」と思うようになり、「子供の成長に合わせた英語教育ができればいいな」と考えるようになり、独立することを決意。

講師を辞めてから起業するまでにも、「アメリカ英語しか学んでなかったから、イギリス英語も学ぼう」と思い立ち、マルタ島へ留学。

そして帰国したのち、2007年に株式会社English House を起業。

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独立する道を選びました。

現在のおしごと

「とりあえず何も考えずにスタートした」と話す伊藤さん。

独立当初の生徒数はわずか3名。2部屋しかない小さな部屋だったそうです。

当時を振り返って、「全然遠くを見ていなくて、長いビジョンで経営ってものを考えてなかったですね。ただ目の前の生徒さんを教えることで、1つ1つ積み重ねていって、今があるって感じです。」

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その積み重ねが、今や教室数も県内に4教室総勢300名を超える生徒さんを抱えていると言います。

経営者である一方で、もちろんレッスンにも参加します。

「生徒たちをレッスンしている瞬間というか、講師として働いている瞬間が一番楽しいです。」

その一方で「人を雇うというのは難しいですね。さらに文化の違う外国人も多く在籍しているということもあって、経営者という部分ではまだまだしんどさを感じる部分があります。」

講師を長く続け、自分がプレイヤーとしてい続けたいという気持ちが伝わってきました。

これから。

今後のEnglish Houseの展開については、

「これ以上の教室は増やさないかなと思ってます。生徒数を多くすることよりも、今は内部というか、自分の想いを残いていくことが重要な時期だと思ってます。」

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そんな伊藤さんに、根本的な質問を投げてみました。

「英会話を学ぶことによって何が得られるのか?」

「それはやっぱり生きる選択肢が増えるということじゃないでしょうか。例えば日本では全然うまくいかない人でも、海外ではうまくいくかもしれない。それこそ、好きな俳優さんと会話できるかもしれませんし。そうした人生における選択肢の幅を広げることができることが魅力だと思います。」

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「ドラえもんの南極カチコチ大冒険の中で出てきたセリフですごく好きなのがあって、正確ではないかもしれないんですけど『星の数ほどある可能性から、たった一つのきっかけを見つけたんだ』ってセリフがそのままだと思います。」

「ある一人の人生の歴史の中に自分がいれることってすごく嬉しいことですし、そのきっかけをみんなに見つけて欲しいなと思ってます。」

と話してくれました。

昨年末には英会話にプラスして、ロボットプログラミングの教室も開校。

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そんな伊藤さんの夢は、

「海外でたこ焼き屋さんを開業すること」

ん?

となりますよね。よくよく話を聞くと、どうやら本気らしいです。

理由を聞くと、「私たこ焼きとかお好み焼きとか焼きそばが大好きなんですよ。」

ん?それだけ?

「海外留学の時にみんなに振る舞ったことあるんですけど、一瞬でなくなったんですよ。絶対外国でも流行りますよ。世界各地にチェーン展開したいんです。

なるほど。

この夢は高校時代から変わってないようです。

実はこの話題がインタビュー中一番盛り上がった内容でした。

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English House については、「気づいたらこれくらい大きくなっていた」と話す伊藤さん。

「可能性ときっかけ。」

大人も子供も全ての人に選択肢を提供する。

目の前の生徒に真摯に向き合った結果が今であり、これからも続けていく。

すべてに通じることだと思います。

人口減少が進む日本。

インターネットが世界との距離を確実に縮めています。

日本に住むという選択肢「だけ」ではなく、英語という武器を通じて日本に「も」住むという選択肢を。

いくつもあるきっかけの中の一つにこの英会話というものがあると思います。

そして、この記事があなたの何かのきっかけになれれば幸いです。

株式会社English House 代表 伊藤惠美子

English House HP

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