ようやくゲストハウス開業。遅くなりましたが、経緯をご説明します。

無事にオープン。大変遅くなりました。

MACCHIをオープンして、何よりも多かった質問。

それが「ゲストハウスできた?」というもの。

およそ8ヶ月遅れでようやく先月から、「できました」とお答えする事ができました。

ご協力いただいた関係者のみなさんに大変感謝しております。

建築の知識、許可の取り方、必要なものなど、何も知らないままこの日にオープン!とかいうバカなことを言ったばっかりに、多くのみなさんにご迷惑をおかけする形になりました。改めてお詫び申し上げます。

あまり興味もないかもしれませんが、なぜここまで遅くなったのか。その経緯も含めて、お伝えできればと思いますが、一番の原因は「考えが甘かった」のと、「ぼくの心が折れかかっていた」というのが大きな原因だったように思います。つまり、全ての原因はぼくにあったということです。申し訳ありません。

ぜひ次に誰かが同じ状況になったときの一つの参考になれば幸いです。

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○10月1日にオープンするという無謀な宣言。

まずはここから始まります。もっと言えば、カフェのオープンと同時で昨年9月1日にオープンする予定だったものの、大工さんから「絶対むりです。」ということで、工事が全然間に合わない無謀な宣言だったということがまず間違いでした。

○カフェをオープンして新聞に掲載され、無謀な宣言でお叱りを受ける。

新聞を見た保健所の方々から電話があり、「全然書類も揃ってないし相談にも来てないのに、1ヶ月ではとても無理ですよ。」とお叱りを受け、反省する。

○目標を改めて設定するも、新たな雨漏りの問題。

9月中旬に発生した台風により、雨漏り事案が発生。一旦営業もお休みし、原因究明を行い、9月中に改善。

○10月頃、設計図を依頼した設計士さんから衝撃の事実を告げられる。

設計士さんが市役所の人と話したところ、「この建物では旅館業を取れない」という事実を聞かされる。

ん?その事実に愕然としたものの、開業に向けて部屋は出来上がってたので、シェアハウスか、オフィスか、などゲストハウス以外の道を考え始める。そのため、工事等は全てストップ。

大工さんと一緒に必死でどうにかならんかと模索する。(この時出た案では、お隣の方に協力していただき、ブチ抜いて物件を通れるようにさせてもらうというのもありました。)

○11月頃、市役所に行くと衝撃の事実を聞かされる。

シェアハウスなら規制もかからないだろうと、いろんな想定をした中で、どの方法なら建物を活かせるかを聞きに自分で直接市役所に行くと、「ゲストハウスは可能だ」と聞かされる。ん?どういうことだ。となる。(この時初めて自分で市役所に足を運んでいる。)

○再びゲストハウスに必要なものを調査、工事し始める。

衝撃の事実を聞かされたものの、解決すべき課題は多く、消防設備も不十分で、使える部屋も法律的に限られてくるため、どんな使い方なら可能か、関係各所と相談するも、なかなか前に進めず、この頃から心が折れ始める。

○年が明け、3月頃に再び問題発生

年が明け、避難、消防設備等もほとんど完了していた時に、次は下水が流れてないんじゃないか問題が発生。こちらも調査していただき、結局はしっかり下水につながっていることで、再び前に進めることに。

○4月には消防適合通知書をいただく。

旅館業の許可を受けるには、3つの場所からの許可を得る必要があります。

1、その建物自体が旅館業として適合するか。(市役所建築指導課)
2、適切な消防設備を要しているか。(今治市消防)
3、宿泊するための必要な設備が備わっているか。(保健所)

ざっくり言うとこの3つがハードルとして存在します。

そのうちの1つである2番の消防適合通知書を4月に完了し、5月の頭には1番の建築指導課からのOKも出ることとなりました。
※細かいところでいくと、営業面積が100平方メートルを下回る物件に関しては、規制が少なかったりします。MACCHIも同じく。

○最後の砦、保健所

最大であり、最後の砦ともいえるこの保健所。他がいくらオッケーを出しても、最終的に許可をするのはこの保健所です。

途中何度も心が折れた原因の一つでもあります。詳細はまたご検討される方にはお話ししますが、とにかく素人には難易度が高すぎました。

専門家なら理論武装というか実績もあってどの部分を直せばというのがわかるんだと思いますが、素人がやる以上、これやって次、これやって次というように、その都度これでオッケーかなどの確認をする必要がありました。

10月くらいから動いていたものの、非常に難易度の高いものでした。

その後紆余曲折を経て、1度6月頭にチェックに来ていただき、不十分なところを直した上で、無事6月15日に許可をいただきました。

とにかく長い戦いでした。

というか、本当にご迷惑をおかけしました。

ご協力いただいた工事関係者のみなさんや関係各所のみなさん。何もわかってないばかなやつに優しくいろいろと教えていただき本当にありがとうございました。

そして、応援していただいていたみなさんも本当にありがとうございました。

無事に許可を得ることができました。

ここから全国へむけて、こういう施設があるんだということを知ってもらう段階へ行きます。

認知なんて米粒以下だと思いますが、これから人が集まり、楽しめる施設にしていければと思います。

あくまでMACCHIは、ゲストハウスができてからが勝負です。

市民の方と、県外から来たゲストの交流こそ大きな目的の一つです。

ぜひお知り合いの方にお声かけいただき、今治を宿泊場所として認識していただければと思います。

MACCHIは、決してきれいな建物ではないです。すごく古くに建てられたもので、現在が完成形ではありません。

常にアップデートしながら、声を聞きながら、よりよいものを作っていければと思っています。

今治を感じていただくため、店内の全てのタオルは今治タオルにしようと思っております。また、展示品のようなスペースも作っていきたいと思います。

その第一陣として、渡辺パイルさんからタオルを提供いただきました。

ぜひそういったコラボも含めて、来た人みなさんに今治を感じてもらえる場所にしたいと思っています。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

設備の詳細はMACCHIのHPでご確認ください。

MACCHI HP

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